研究課題/領域番号 |
07660310
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
前川 勝朗 山形大学, 農学部, 教授 (40007076)
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研究分担者 |
島貫 正一 山形大学, 農学部, 助手 (50170957)
飯田 俊彰 山形大学, 農学部, 助教授 (30193139)
大久保 博 山形大学, 農学部, 助教授 (80203735)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1996年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 水理実験 / 自然石 / 植石 / 流量係数 / 階段式魚道工 / 段階式魚道工 / 魚道工隔壁 / 減勢工 / イバラトミヨ / 保全池 / 近自然型水路工法 / 隔壁天端形状 / 段落部 |
研究概要 |
研究成果の概要を列記すると次のようである。 1、基礎実験によって単純ないくつかの形(段落部横断面形状)での流量係数Cを把握し、次に、段落部に自然石を植石した状態での流量係数を実験的に検討した。基礎実験(段落部に四角堰、三角堰、台形堰等を複数個設置)の結果、C≒0.6であった。自然石の実験では、段落部での測定断面を多数の小越流断面に分割し、積算して計算流量を求めたところ、実測値とほぼ一致しC≒0.6であった。当初、自然石の流下方向への影響を想定していたがその影響は特に認められなかった。 2、階段式魚道工において、隔壁天端切り欠き部の形状変化に伴う出水時の流況と隔壁の流量係数(平水時)について調べた。その結果、実験流量の変化に伴って擬似階段工流から擬似滑面流へと流況が変化し、擬似階段工流と擬似滑面流が共存する流れも生じることが判明した。C≒0.6〜0.4であった。また、減勢工は、魚道工隔壁がないとして水理設計する場合に比べて小規模であることが判明した。 3、山形県内のイバラトミヨの保全の現状等について調べた。調査地は新聞紙上等でこれまで話題となった6地区9事例である。その結果、イバラトミヨは、水質に対する生息範囲は割合に広いことがわかった。また、各調査地のため池等の規模、水深、流量、底質、湧水量等の諸元、保全の経緯と保全工法等についてを示した。
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