研究課題/領域番号 |
07660311
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
中曾根 英雄 茨城大学, 農学部, 教授 (70015783)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 硝化 / 窒素除去方式 / 接触曝気方式 / 処理水循環方式 / 曝気槽循環方式 |
研究概要 |
湖沼法の制定以後、小規模処理施設に対する窒素・リンに規制がかけられた。それに準拠して接触曝気方式は、処理水循環方式による窒素除去方法を採用し、対応してきた。しかし、この方法は特に水温の低下する冬季の窒素除去性能が低下することが分かった。そこで、昨年度に処理水循環方式とは異なる方法で窒素除去の実験を試みた。その中で、硝化は水温が13℃以上あれば90%進行することが分かった。そのことを踏まえ、平成7年度は脱窒を進めるための方法を中心に検討を行った。脱窒方法は、水田土壌を染め込ませたスポンジを円形ネットに巻いて、水田土壌中の脱窒菌と電極から発生する水素を水素供与体として利用しようというものである。実験の結果、既設の処理施設では基準(20ppm)をクリヤーするものの今後予想される基準値の引き下げには対応できない状態であった。13℃の水温では、処理水に残留するNH4-Nは4ppm程度しかなく残りは硝酸態窒素である。したがって、本年度採用した脱窒システムでは、低温時においても硝化は進行するが、脱窒が思うほど良く進行しなかったことが分かった。従って低温時の脱窒が良好であれば、処理水のT-N濃度は10ppm以下の値になるものと推測された。そこで、来年度以降は脱窒を進める、さらに効率的な方法について検討を続ける予定である。ただし、本年度の実験から、嫌気槽内で水を循環させることにより脱窒が進むことが分かったことは大きな成果である。
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