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精巣における各種ホルモン・成長因子受容体の発現の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07660394
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関東京大学

研究代表者

九郎丸 正道  東京大学, 農学部, 助教授 (00148636)

研究分担者 小川 健司  理化学研究所, 動物試験室, 研究員 (50251418)
倉本 和直  都老人総合研究所, 実験動物室, 主任研究員 (40132899)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードプロラクチンレセプター / アクチビンレセプター / mRNA / in situ hybridization / 精祖細胞 / 精母細胞
研究概要

本研究では以下の2つの実験を行った。
1 プロラクチンレセプターmRNAのラット精巣内における局在を明らかにするため、ブアン固定、パラフィン包埋切片を用いてin situ hybridization法を試みた。同時にプロラクチンの結合部位を明らかにするため、金コロイドで標識したプロラクチンを用いてプロラクチン・バインディングアッセイを行った。その結果、プロラクチンレセプターmRNAは体細胞であるセルトリ細胞、ライディッヒ細胞に認められたばかりでなく、精祖細胞および精母細胞にも確認された。また、プロラクチンの結合部位はライディッヒ細胞、セルトリ細胞、精祖細胞、精母細胞および伸長した精子細胞に認められた。以上の結果から、プロラクチンは体細胞のみならず生殖細胞にも直接作用する可能性が示唆された。
2 アクチビンレセプターmRNA(ActR-II)のマウス精巣内における局在を観察するとともに、その加齢に伴う変化についても検討した。若齢マウス精巣では精祖細胞および精母細胞にActR-IIのシグナルが強く認められた。しかし、精細胞の分化とともにシグナルは減少し、精子細胞では完全に消失していた。このことからアクチビンの標的細胞の少なくとも一部は、精祖細胞から精母細胞にかけての減数分裂以前の細胞であると考えられた。一方、老齢マウス精巣の精祖細胞においても、若齢マウスに比べ弱い反応ながら明らかにシグナルが認められた。したがって、老齢化した精巣の精祖細胞においてもアクチビンに対する感受性は維持されていると推測された。この成果については現在、投稿準備中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hondo,Kurohmaru et al.: "Prolactin receptor expression in rat spermatogenic cells" Biology of Reproduction. 52. 1284-1290 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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