研究課題/領域番号 |
07660413
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 国立精神・神経センター |
研究代表者 |
田口 文広 国立精神・神経センター, 神経研究所・モデル動物開発部, 室長 (30107429)
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研究分担者 |
SUZUKI Hideka National Institute of Neuroscience, NCNP,postdoc
鈴木 秀佳 国立精神, 神経センター・神経研究所, 流動研究員
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | mouse hepatitis virus / coronavirus / spike protein / receptor-binding site |
研究概要 |
コロナウイルスはヒト、家畜、家禽や実験動物の消化器系、呼吸器系、神経系組織に感染し、様々な病気を引き起こし、特に獣医学領域では大きな問題である。感染防御の観点から、ウイルスとウイルスリセプターの特異的な結合のメカニズムを解明することは極めて重要である。 我々は、マウス肝炎ウイルス(MHV)を用いて、MHVリセプターへの結合に関与するウイルス側の蛋白に関する解析を行ってきた。今までに、ウイルス粒子表面に存在するスパイク(S)蛋白のN末端330個のアミノ酸(SIN330)が、リセプターとの結合に重要であることを明らかにした。更に、SIN330の中のN末端から62番目のThrをSerに、212,214,216番目のアミノ酸Thr、Tyr、Tyrを各々Serに置換するとSIN330のリセプター結合能力は消失するか、著しく低下することが明らかにされた。このことから、SIN330上のリセプター結合部位は、分子上の異なる部位から構成され、その中で62,212,214,216番目のアミノ酸が重要な働きをいていることが示唆された。今年度は、可溶性リセプターに結合能力の低いウイルス変異株を分離し、そのS蛋白を解析することにより、リセプター結合部位の同定を試みた。その結果、SIN330の65番目のアミノ酸に変異のある蛋白は、リセプター結合能力が著しく低いことが判明した。これらの結果から、SIN330で62から65番目のアミノ酸を含み、殆ど全てのMHV株に保存されているアミノ酸領域が、リセプター結合活性に極めて重要であろうと推測された。
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