研究課題/領域番号 |
07660441
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
畑 信吾 京都大学, 農学部, 助教授 (40238001)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | シロイヌナズナ / ステロール生合成 / 融合タンパク質 / デヒドロスクアレン |
研究概要 |
1.マウスのスクアレン合成酵素遺伝子をプローブにして、シロイヌナズナcDNAライブラリーを検索し、陽性クローンを得た。その塩基配列を決定したところ、410個のアミノ酸からなるオープンリーディングフレームが見い出された(分子量の計算値は47kDa)。 2.推定されるアミノ酸配列は、これまでに報告された酵母からヒトに至る他の生物種の本酵素と有意な相同性(42-44%)を示した。 3.ノーザンブロッティングによる解析において、mRNAのサイズは1.6kbであることが示された。 4.シロイヌナズナの酵素のコーディング領域全体をプラスミドpBluescriptllKS(-)にサブクローニングし、プラスミド上にコードされたβ-ガラクトシダーゼのN末端部との融合タンパク質を作れるようにした。この発現ベクターを導入された大腸菌の無細胞抽出液は、NADPHとMg^<2+>の存在下に、^<14>Cで標識されたファルネシルピロリン酸をスクアレンに転換する高い活性を有していた。 5.一方、NADPHが存在しないでMn^<2+>を加えた条件においては、この無細胞抽出液はデヒドロスクアレンを生成した。 6.マウスの本酵素を用いても同様な結果が得られたので、デヒドロスクアレンを副産物として生成する性質は、広く直核生物一般の本酵素に保存されていると結論した。
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