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細胞ブロット法によるグラニンタンパク放出の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07670035
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関昭和大学

研究代表者

内藤 延子  昭和大学, 医学部, 助教授 (30053903)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードホルモン測定法 / 細胞ブロット法 / 下垂体単離細胞 / クロモグラニン / ゴナドトロピン
研究概要

下垂体性刺激ホルモン(LH・FSH)は共通したα-subunitとホルモン固有のβ-subunitからなる二量体である。雄ラット下垂体ではLH・FSHは同一細胞で産生され、それぞれ異なる分泌顆粒に含まれており、LHとセクレトグラニンII (SgII),また、FSHとクロモグラニンA (CgA)が同一顆粒内に共存していることが報告され、LH・FSHの振り分け機構におけるグラニンタンパクの関与が推測されている。
本研究では、分泌顆粒内に検出されたグラニンタンパクが、LH・FSHの振り分け機構において細胞内でシャトルの様に働いているのか、LH・FSHの放出と同時に放出されているのかを明らかにする目的で、細胞ブロット法を用い、雄ラット下垂体の単離細胞につき、同一細胞からのLH・FSHの放出とグラニンタンパクの放出を同時に検索した。
その結果、LH放出細胞においては常にSgIIの放出を伴っているが、FSHを放出している細胞では、必ずしも、CgAの放出が検出されないことが明らかになった。このことから、グラニンタンパクはシャトルの様に働いているのではなく、分泌顆粒の内容と同時に細胞外へ放出されていること、また、FSHについては必ずしも、CgAが振り分け機構に関与しているわけではないことが明らかになった。加えて、FSHの放出については、一部について、分泌顆粒の形をとらない、別の経路による放出の可能性が示唆され、GnRHに依存しないFSHの放出と併せて、今後の検討が必要であると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Naito, N.: "Glycoprotein hormone α-subunit secretion from individual cells of rat pituitary : Measurement of by cell immunoblot assay." Acta Anatomica Nipponica(解剖学雑誌). 70. S131 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 内藤延子: "単一細胞からのホルモン放出量の検索-細胞ブロット法(Cell Immunoblot Assay)-" 日本比較内分泌学会ニュース. 79. 17-23 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Naito, N.: "Simultaneous measurement of free alpha-subunit and glycoprotein hormones (LH and TSH) relesed by the indicidual rat pituitary cells."

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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