研究課題/領域番号 |
07670152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
川上 潔 自治医科大学, 医学部, 助教授 (10161283)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ホメオボックス遺伝子 / 転写因子 / 網膜の発生 / 初期発生 / 核移行シグナル / Sixファミ-遺伝子 / 抗体染色 / in situ ハイブリダイゼーション / Sixファミリー遺伝子 / ホメオボックス蛋白質 / sixファミリー / 網膜 / cDNA / 筋分化 |
研究概要 |
1 マウス骨格筋cDNAライブラリーより、AREC3/Six4cDNAを3種単離した。ホメオドメインとシックスドメインをもつ、新たな遺伝子ファミリーであると判明した。特異的DNA結合には、ホメオドメインとシックスドメインの両者が必要であること、タンパクのC末端に転写活性化ドメインが存在することを見いだした。筋芽細胞の分化に伴い、細胞質での本タンパク質の発現が亢進すること、網膜の層構造の形成に伴い、発現部位が変化することから、本因子が発生や分化に関与する因子であると考えられた。 2 網膜cDNAライブラリーから、マウスSix2,Six3およびSix5の各cDNAを単離できた。AREC3/Six4に加えて、これらのSixファミリー遺伝子が網膜で発現していることを、In situハイブリダイゼーションにて確認した。また、各遺伝子のホメオドメインとシックスドメインと特異的DNA結合ドメインとして機能しており、結合特異性は、Six2,Six4およびSix5の間で保存されていることを証明した。 3 ラットの網膜でのAREC3の局在を解析した。生後1日では、神経筋細胞の核に、4日ではそれに加えて内顆粒層に、7日では内顆粒層の外側の細胞に局在する。生後13日では、神経筋細胞での局在は核から細胞質に移行し、外節や内節にも局在する。生後20日以降は核への局在は見られない。ラット脳においては、海馬及び梨状野の細胞核にAREC3タンパク質の局在が、細胞質にmRNAの局在が見られた。 4 マウス胚を発生段階を追ってAREC3を抗体染色で解析したところ、9.5日胚の段階から多くの神経細胞の核に染色がみられ、10.5〜11.5日をピークに染色が最も強くなり、14.5日にかけて染色がなくなってゆく。 これらの結果から、本因子が神経や網膜の発生・分化に重要な役割を果していることが示唆された。今後、Sixファミリー遺伝子全体の生体機能の解明に向けて、研究を続けたい。
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