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血管の組織構造改築とその制御に関する分子病理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07670211
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

多田 豊曠  名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (20106230)

研究分担者 伊藤 仁一  名古屋市立大学, 医学部, 講師 (60167260)
野中 勝  名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (40115259)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード動脈 / 平滑筋細胞 / 細胞増殖因子 / 経皮冠動脈形成術 / 免疫組織化学 / 細胞死
研究概要

申請者は研究の主力をin vivoもしくは組織レベルにおき,幼少時から成人までの各種年代の動脈を様々な外科手術材料に含まれる動脈と、剖検例から蒐集し、免疫組織化学染色によって各種細胞増殖因子や情報伝達因子等(PDGF-a,b,FGF-b,TGF-b,VEGF,EGF,IL-1,IL-6,INF-g,iNOS,Rb蛋白,Bcl-2,Fas抗原,胎児型(合成型)平滑筋ミオシン重鎖、分化型平滑筋ミオシン重鎖)の発現と消退の推移を検討した。しかしヒトでのin vivoの研究には自ずと限界がある。本研究はあくまでもヒトの血管病変に視座をおくものであるが、人体病理学といえども動物実験に依存せざるを得ない点はラットあるいは家兎の動脈障害実験材料を併用し、血管組織構造改築に関わる諸因子の相互関連を時間軸の上で明らかにすることを目指すした。その結果,肥厚内膜に増殖する平滑筋細胞はPDGF-b,FGF-b,TGF-b,VEGF,iNOS,Rb蛋白,Bcl-2,Fas抗原,等を発現することが明らかになった。以上のことは経皮冠動脈拡張術(PTCA)後冠動脈再狭窄における内膜平滑筋細胞は増殖のみならず,新生血管誘導のための因子,細胞死のための因子等をも発現し,きわめて動的な細胞動態を示すことが示唆された。血管材料の各種因子のin situ hybridizationによるmRNA発現の組織レベルでの系統的検討は今も継続しているが発表には至っていない。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 多田豊曠: "動脈硬化におけるアポトーシスの検討" 動脈硬化. 23. 164-164 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 玉井 希: "Ascorbic acid欠乏ODSratの血管内皮細胞の形態学的変化について" 動脈硬化. 23. 211-211 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Ishikawa,S.,: "Cytoprotective effect of luminally administered epidermal growth factor in the rat" Pathophysiology. 2. 109-113 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Fukai,I.,: "Rupture of congenital peripheral aneurysm" Am.Thorac.Surg.59. 528-530 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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