研究課題/領域番号 |
07670219
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
亀谷 徹 北里大学, 医学部, 教授 (50101035)
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研究分担者 |
岡 秀宏 北里大学, 医学部, 助手 (60213914)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 成長ホルモン / 成長ホルモン放出ホルモン / 成長ホルモン放出ホルモン受容体 / 逆転写酵素-PCR / In situ hybridization / cRNAプローブ / 下垂体腺腫 / 成長ホルモン産生腺腫 / 下垂体 / Growth hormore releasing hormone(GHR / GHRH受容体 / ジゴキシゲニン標識cRNAプローブ / 逆転写酵素(RT)-PCR法 |
研究概要 |
我々は逆転酵素(RT)-PCR法により、下垂体腺腫に成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)の受容体GHRH-RのmRNAが発現しているか否かをしらべるために、20塩基の5',3'-プライマーを合成し、PCRにより、255塩基再のcRNA産物を得、これをプローブとし、各々の組織から抽出したtotal RNAを試料とし、RT-PCRを行った。電気泳動上のバンドの強さを内部コントロール(β-グロビン)のそれと対比し、発現の強さを各腫瘍につき検討した。38例の下垂体腺腫のうち、成長ホルモン腺腫GHomaにのみ強いGHRH-RのmRNAの発現を認めた。RT-PCRによっても、他の腺腫では微量の発現をみるのみであった。 In situ hybridization(ISH)による分析のため、標本には4%パラフォルムアルデヒド固定、パラフィン切片を用い、cRNAプローブをジゴキシゲニンで標識し非放射性ISHを常法により行ったが、最終的な着色反応はアルカリフォスファターゼの酵素組織化学反応を用いた。メッセージの多いと思われる若年女性の下垂体のみで、GH細胞にGHRH-R mRNAのシグナルを確認した。プロラクチン細胞には明かなシグナルを認めなかった。 ISHによって受容体の如き微量のmRNAを細胞内に同定するには、更に感度の高いISHの方法を加えることが必要と思われた。現在、組織切片上で、RT-PCRを行いISHを施行する方法を開発し、感度を大きくあげることを計画中である。
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