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DNA分析による旋尾線虫亜目の幼虫type Xの種名の決定

研究課題

研究課題/領域番号 07670275
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 寄生虫学(含医用動物学)
研究機関三重大学

研究代表者

安藤 勝彦  三重大学, 医学部, 助教授 (90024710)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードNematoda / Spirurina / 18Sr DNA
研究概要

旋尾線虫亜目の幼虫type Xの種名を決定するために亜目の中の各種寄生虫の18SrDNAの塩基配列を比較する方法を採用した。現在までにtype X幼虫、日本顎口虫成虫、ドロレス顎口虫成虫及び幼虫、犬フィラリア成虫、タラの精子のゲノミックDNAを抽出し、それらを6種類のプライマー(18SrDNAのなかで比較的保存されている部分)を用いてPCRを行い、18SrDNAの中央部約1.1kbを増幅させた。これらをシークエンスし、塩基配列を比較した所、
1.同一属であるドロレス顎口虫と日本顎口虫は96%以上一致した。
2.寄生虫とタラの精子ではかなり異なり、一致率75%であった。
3.ドロレス顎口虫成虫と同幼虫ではほぼ一致した。
これらの結果から、この18SrDNAのシークエンスを比較し、これを元にして系統樹を作製すればtype Xがどの科に属するかを推定することが可能になったので、現在さらに他の寄生虫を集め、DNAを抽出する段階にある。
一方、短いプライマーを使ってRAPD PCRを行った所、顎口虫の親子の間ではバンドパタンが一致するのに対して、type X幼虫のバンドパターンは鯨に寄生していてtype X幼虫と形態的に非常によく似ているCrassi cauda grampicolaの成虫との間では異なり、少なくともtype Xの親ではないことが判明した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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