研究課題/領域番号 |
07670278
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
寄生虫学(含医用動物学)
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研究機関 | 香川医科大学 |
研究代表者 |
原田 正和 香川医科大学, 医学部, 助手 (90127580)
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研究分担者 |
村主 節雄 香川医科大学, 医学部, 助教授 (00032897)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | マラリア / ベクター / 膜吸血 / 人獣鑑別 / human blood index / vectorial capacity |
研究概要 |
吸血性昆虫を材料にしたPCRは今まで非常に困難であることが知られているので、まづ吸血蚊中のヒトDNAをPCRにより同定する研究を行った。人血吸血蚊を実験的に得るため、今まで報告されている方法より簡単で、誰でもどこでも行なえる膜吸血法を開発した。この結果は、「衛生動物」に投稿し、現在印刷中である。この方法によって得られたヒト吸血蚊を濾紙に押しつぶし、キレックスによりDNAを抽出してPCRの鋳型とした。DNAのヒト特異的領域であるHS5 regionより作成したprimerを用いることにより、吸血蚊よりPCRを行うことに成功した(この成果については投稿準備中である)。又、PCRによりヒトと他の類人猿との鑑別も可能となったが、イヌ、ネコとのクロスリアクションがあらたに出現し、ヒトと他の動物との完全な鑑別は今の所困難な状態であり、human blood indexおよびvectorial capacityの算出には至っていない。しかし、吸血蚊からのPCR法およびPCRによるヒトと類人猿の血液の鑑別は非常に大きな成果であり、今後出来るだけ早く報告する予定である。
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