研究課題/領域番号 |
07670287
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
寄生虫学(含医用動物学)
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
天野 皓昭 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (70128586)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 日本住血吸虫 / 虫卵代謝産物 / 細胞変異原性 / 寄生虫 / 発ガン / 細胞障害 / 発癌 / 虫卵代謝物質 / Balb3T3 / NIH3T3 / 虫卵培養上清 / BALB / 3T3 / C3H10T1 / 2 |
研究概要 |
1.≪日本住血吸虫虫卵から排泄される物質の細胞障害性≫ 成熟虫卵と単離ラット肝細胞とを共に培養を行い、虫卵からの代謝性物質の肝細胞に与える影響を観察したところ、虫卵周囲の肝細胞は壊死に陥り、住血吸虫成熟虫卵からは細胞障害性を持った物質が産出されることが確認できた。 2.≪培養細胞株を用いた実験≫ 住血吸虫虫卵からの分泌代謝産物が、細胞変異原性を持つか否かを検討するために、BALB3T3、NIH3T3細胞やC3H10T1/2を用い、2つの異なった方法により採取した虫卵代謝物質を用いた実験を行った。またこれら虫卵からの代謝分泌物質が、細胞変異のイニシエーターとして作用するのか、プロモーターとして作用しているのかを明らかにするために、既知の細胞変異性イニシエーターやプロモーターを用いた実験をコントロールとして行い、比較検討した。虫卵からの分泌産物は、これら培養細胞に対しイニシエーターとしての細胞変異原性を有していることが確認された。しかし、その頻度および変異度ともras遺伝子を挿入した陽性対照群に比しては弱かった。
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