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恙虫病リケッチアの宿主細胞への吸着・侵入機構の検討

研究課題

研究課題/領域番号 07670317
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関鹿児島大学

研究代表者

小田 紘  鹿児島大学, 医学部, 教授 (40107868)

研究分担者 大川 俊哉  鹿児島大学, 医学部, 助手 (90264407)
又吉 盛健  鹿児島大学, 医学部, 講師 (00128456)
吉家 清貴  鹿児島大学, 医学部, 助教授 (70174886)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード恙虫病 / リケッチア / 宿主細胞侵入機構 / フローサイトメータ / 共焦点レーザー顕微鏡 / 病原因子
研究概要

偏性細胞寄生菌である恙虫病リケッチアの宿主細胞への吸着・侵入機構はリケッチアの病原因子を解明するうえで重要である。そこで本研究は、フローサイトメータ、共焦点レーザ顕微鏡、および電子顕微鏡を利用して恙虫病リケッチアの宿主細胞への吸着・侵入機構を検討するとともに、吸着・侵入に関わる分子機構解明の手がかりを得ることを目的とした実験を行い以下の結果を得た。
1.リケッチア感染細胞を免疫染色しフローサイトメータを用いて解析することによりリケッチアの増殖状態を測定する方法を開発した(投稿中)。
2.リケッチア接種細胞に対してロ-ダミン標識ファロイディンとFITC標識抗-恙虫病リケッチア抗体による二重染色を行い、共焦点レーザー顕微鏡で観察した結果、接種後4時間目では細胞表面に吸着したリケッチア粒子の直下にアクチンの重合がみられ、24時間後にはリケッチア粒子の後方にアクチン繊維の束状重合を示す“コメットテイル"の形成が確認された。これらのことから恙虫病リケッチアの吸着・侵入にはアクチンの重合が関与していることが明らかとなった(投稿準備中)。現在、さらに電子顕微鏡的に検討中である。
3.リケッチアの吸着・侵入に伴ってアクチンの重合を引き起こす分子機構を解明する目的で、赤痢菌、サルモネラ菌、およびリステリア菌において報告のあるvirG,mxiA,invAおよびactA遺伝子と相同性のある塩基配列をPCR法により検索したが、恙虫病リケッチアにおいては検出できず、これらの細菌とは異なった分子機構が関与している可能性が示された。
なお、本研究ではリケッチア株、および操作の各段階で得られる試料の保存のために超低温槽を使用した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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