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ウイルスの感染過程に必須な宿主因子群の遺伝子クローニング

研究課題

研究課題/領域番号 07670340
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ウイルス学
研究機関福井医科大学

研究代表者

後藤 敏  福井医科大学, 医学部, 助教授 (00211920)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードpromoter trap retrovirus / CHO22 / ノックアウト / インフルエンザウイルス / 緑膿菌外毒素A / ジフテリア毒素 / ウイルス抵抗性変異株 / 毒素耐性変異株 / promotertrap retrovirus / 毒素抵抗性変異株
研究概要

1、U3Hygro promoter trap retrovirus (pt-retrovirus)の挿入変異による変異株ライブラリーの作製
合計約5x10^5のクローンよりなる34個のライブラリーを作製した。
2、抵抗性変異株の分離
上記34のライブラリーを使って、以下の方法で抵抗性変異株を分離した。
1)小麦胚芽凝集素(WGA)耐性株を選択後、その中からレセプター欠損変異株として、インフルエンザウイルスPR8株(Flu)抵抗性変異株(WGAR) 18種を分離した。
2)Flu感染後、HA蛋白質に対する単クローン抗体と補体の処理によりFlu感受性細胞を排除し、10種類の抵抗性変異株(FLUR)を得た。そのうち8株はWGA感受性で、1)で得た変異株とは異なっていた。WGA感受性の1株については、レセプター以外のウイルスの細胞侵入の段階での変異株であることが推定された。
3) 4)緑膿菌外毒素、あるいはジフテリア毒素(DT)に耐性な変異株を選択後、その中に、ウシ口内炎ウイルス(VSV)に部分抵抗性を示す変異株13種を得た。しかし、インフルエンザウイルス抵抗性変異株は見つからなかった。ニューカッスル病ウイルスによる細胞融合に耐性な変異株は、DT耐性変異株の中から1株見い出された。
3、変異株欠損遺伝子のクローニング
WGARの中の1株7WR1-1を含むいくつかの株について、pt-retrovirusの挿入部位に隣接した宿主遺伝子の塩基配列を決定したが、homology検索の結果では、該当する既知遺伝子は無かった。7WR1-1の表現型は、GlcNAc Transferase I (GTI)欠損であるCHO15B(あるいはlec1)に類似しており、現在、CHO細胞、15B細胞、7WR1-1からGTI遺伝子のクローニングをすすめ、当初期待したようにpt-retrovirusによるノックアウトによるものかを調べている。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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