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ローリングサークル型複製伸長を担うEBウイルス複製装置の分子解剖

研究課題

研究課題/領域番号 07670341
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関名古屋大学

研究代表者

鶴見 達也  名古屋大学, 医学部, 助教授 (90172072)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードEpstein-Barr ウイルス / DNA ポリメラーゼ / 一本鎖DNA結合蛋白質
研究概要

Epstein-Barrウイスル産生時においてウイルスゲノムはローリングサークル型複製様式によって複製される。このDNA鎖伸長に関わるウイルス蛋白質はDNAポリメラーゼ複合体,一体鎖DNA結合蛋白質,DNAヘリカーゼ/プライマーゼである。平成7年度においてはEBVSSB(EBV-本鎖DNA結合蛋白質)をウイルス産生細胞により精製しその生化学的性質及びEBV DNAポリメラーゼとの相互作用について検討した。
(1)EBVSSBはBALF2遺伝子がコードすることが知られている。EBVB95-8株よりゲノムDNAを調整しBALF2 ORFをクローニングし大腸菌で発現精製後ウサギに免疫し抗EBVSSB抗体を得た。
(2)EBVウイルス産生状態を誘導したB95-8細胞核抽出液から抗EBVSSB抗体を用いたウエスタン法で各種カラムを通してEBVSSBを精製した。精製されたBALF2蛋白質は分子量130Kでありゲル濾過の解析から溶液中ではmonomerとして存在することが示唆された。
(3)EBVSSBは二本鎖DNAよりも一本鎖DNAに優先的に結合することがcompetitive filter binding assayから明らかになった。
(4)Singly primed M13ssDNAを用いたEBV DNAポリメラーゼアッセイ系にBALF2蛋白質を添加する系においてEBVSSBはBALF5ポリメラーゼcatalyticサブユニットのprocessivityを著しく促進させた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Daikoku,T.: "The US3 protein kinase of herpes simplex virus type 2 in associated with phosphorylation of the UL12 alkaline nuclease in vitro." Archives of Virology. 140. 1637-1644 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 鶴見達也: "単純ヘルペスウイルスのDNA複製" 共立出版(株)生命科学を推進する分子ウイルス学. 187-199 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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