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マウス乳癌ウイルスによる白血病誘導の分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07670344
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関京都大学

研究代表者

柳川 伸一  京都大学, ウイルス研究所, 助手 (70183978)

研究分担者 石本 秋稔  京都大学, ウイルス研究所, 教授 (50073127)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードマウス乳癌ウイルス / レトロウイルス / 白血病 / がん遺伝子
研究概要

白血病発生に関与する癌遺伝子の検索
白血病細胞ゲノムに組み込まれたプロウイルスがプロト癌遺伝子の活性に働いていると考えられるので、プロウイルスのcommon integration siteをクローニングすることによって活性化された癌遺伝子を検索した。約200匹のBALB/cマウスに変異ウイルス(MLA MMTV)を感染させ既に84例のT細胞白血病検体を得た。これらの白血病細胞ゲノム中には通常5〜10コピーの変異ウイルスの組み込みがあるが、84例中10例では組み込みプロウイルスは2から3コピーである。この10例では、比較的少ない数のウイルス挿入により効率よく癌遺伝子をヒットしたものと考えられる。この10例の検体につきinverse PCR法を用いて組み込みウイルス隣接の細胞側DNAを多数クローニングし、その内からunique scquenceのみを含むもの(4個)を選別した。得られたプロウイルス挿入部位特異的なゲノム断片をprobeとして他の白血病細胞DNAにプロウイルス挿入によるrearrangeがあるか否かを検討した結果、それぞれのprobeを得た細胞のDNAではrearrangementが確認されたが、common siteではなかった。さらに、マウス白血病イウルスによる白血病発生に関与している既知の癌遺伝子N-myc, C-myc, lck, mlvi-1 mlvi-4, abl, Pim-1, Spi-1および癌抑制遺伝子p53,Rb近傍へのMMTV変異株の組み込みを検索したが、現在までのところこれらの遺伝子の近傍へのプロウイルス組み込みは認められていない。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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