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高齢者の健康と社会参加に関する介入実験とその効果

研究課題

研究課題/領域番号 07670447
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関琉球大学

研究代表者

崎原 盛造  琉球大学, 医学部, 教授 (60045060)

研究分担者 柴田 博  東京都老人総合研究所, 副所長 (30154248)
當銘 貴世美 (當銘 喜世美)  琉球大学, 医学部, 助手 (70253953)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード介入研究 / 社会活動能力 / 生活 / 社会参加 / 会食 / レクレーション / 地域老人 / 社会関係 / 生活満足度
研究概要

本研究は、在宅の高齢者を対象に、月1回各町内の公民館等で介入プログラム(会食とレクレーション)を実施し、健康と生活満足度の向上を図ることが期待できるか否かを検証することを目的とした。沖縄県浦添市内の7カ字(町内)に居住する在宅高齢者約800名の内自由意思で応募した者を対象とした。本研究は平成7年度に介入プログラム実施、平成8年度追跡調査の成績を主とするが、平成3年の予備調査の結果をベースラインデータとして、平成4年以来の介入に続けて本研究を実施した。介入の効果を確認するため、参加群と同地域の非参加者を対照として、主な変数に老研式社会活動能力と生活満足度尺度(LISK)を用いて比較検討を行った。
その結果、社会活動能力は加齢にともなって低下するが、参加群は非参加群に比べて低下の進行が遅い。その下位尺度である「手段的活動能力」でも同様な傾向がみられた。「知的能動性」は両群に有意な差はないが、「社会的役割」は参加群が高く、その差は短縮しなかった。
生活満足度は、両群に有意な差はないが、両群の差が拡大する傾向が認められた。下位尺度である「心理的安定感」では参加群は横ばい状態で推移しているが、非参加群は低下傾向を示した。また、「人生全体の満足度」および「老いの評価」でも参加群に高い傾向が認められた。
以上の結果、本研究で採用した介入プログラムは、高齢者の活動能力の保持に有効であることが確認され、社会参加が高齢者の健康保持に有効である可能性が示唆された。生活満足度については明確な効果は認められなかったが、追跡期間が長ければ効果が挙がることが期待できる。今後新たに10年程度追跡可能なサイズの母集団を選定して研究を発展させる計画である。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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