研究課題/領域番号 |
07670485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 富山医科薬科大学 |
研究代表者 |
滝澤 久夫 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (90171579)
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研究分担者 |
畑 伸秀 富山医科薬科大学, 医学部, 教務職員 (40208509)
小湊 慶彦 富山医科薬科大学, 医学部, 講師 (30205512)
島田 一郎 富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (20272908)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 糖脂質 / ベンゾイル化 / ABO式血液型 / PCR法 / 血液型遺伝子 / 転写 / 糖転移酵素 / 死後経過時間 / 液体クロマトグラフ / 臓器特異性 / 種属特異性 / postmortem interval / glycolipid / HPLC / benzoyl derivatives |
研究概要 |
1. 糖鎖の分析を行ったもの 臓器に含まれる糖脂質の分析を行うことによって、臓器の種類、ヒトと動物の臓器の区別および死後経過時間の推定する可能性を追求し、ここに述べた方法によって臓器の種類は容易に鑑別できることを示した。また、これに加えてシアル酸含有糖鎖の量を測定する方法を応用し、消化器癌の患者でシアリルラクトースの量が多いことを示した。 2. ABO式血液型抗原の糖鎖を合成する酵素蛋白の遺伝子cDNAに関するもの 血痕や唾液斑等の法医資料について、A型、B型、O型に特異的に存在する遺伝子DNAの塩基配列を検出する技術を開発したもので、この方法を用いることによって、法医試料のABO式血液型を遺伝子レベルで判定できる。 3. ABO式血液型遺伝子の転写に関する研究 ABO式血液型遺伝子の上流域について転写制御を調べ、以下の3点を明らかにした。 (1)転写開始点の直ぐ上流に転写活性を示す領域(cap site)があり、この領域にはSplが結合する塩基配列がある(2)転写開始点の上流-3899bpから-3618bpの領域には、43bpの塩基配列を4回繰り返すminisatelliteがあるが、この領域は転写を促進する(3)転写を促進するためには43bpの前半の塩基配列が重要で、ここに転写因子CBF/NF-Yが結合する。
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