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アルコールの中枢神経系情報伝達機構におよぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 07670490
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関京都大学

研究代表者

福井 有公  京都大学, 医学研究科, 教授 (10025588)

研究分担者 松本 博志  京都大学, 医学研究科, 助手 (60263092)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードアルコール / 中枢神経系 / アセトアルデヒド脱水素酵素 / 多型 / 代謝
研究概要

エタノールの中枢神経作用からの行動異常は精神作動性の受容体であるGABAならびにNMDA受容体が関与している報告は多いが、受容体後の情報伝達系をふくめた神経作用全体での研究は少なく新たな知見が待たれている。また、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)多型がアルコール摂取量の抑制に寄与しているとされているが、中枢神経作用との関係については明らかでない。そこでこの研究ではエタノールならびにその代謝物の情報伝達系への作用点を検索の前に、ALDH多型の動物モデルの存在の検索と、ALDH多型のエタノール代謝動態に及ぼす影響について検討した。Wistar系雄ラットを用いて、エタノール1g/kgを静脈投与後得られたエタノール濃度曲線ならびに酢酸濃度曲線を薬物動態学的に解析した結果、エタノール濃度曲線において差は認められないものの、酢酸濃度曲線については2型に分類された。さらに、肝ALDH型分析を行ったところ、mitoch on drial ALDHにおいて多型(2型)が認められ、先の酢酸濃度曲線の2型とそれぞれ一致した。したがって、Wistar系ラットにおいてALDH多型が存在し、その多型が酢酸動態に影響を及ぼすことが判明した。現在、ALDH遺伝子変異部の解析ならびに実験前診断法の確立を行っており、さらに中枢神経作用点の検索を検討している。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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