研究課題/領域番号 |
07670501
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
木村 章彦 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60136611)
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研究分担者 |
安田 誠治 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (70136604)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | SMP30 / 老化 / モノクローナル抗体 / 年齢推定 |
研究概要 |
ラット肝のホモジネイトから硫安分画、蔗糖濃度勾配IEF、ゲル濾過後、二次元電気泳動によりラットSMP30を、SDS-PAGEにおいてほぼ単一なバンドとして精製することができた。このラットSMP30を抗原として、ウサギに免疫し、ラットSMP30に対する十分な力価を有する抗血清を得、ハイドロキシアパタイトカラムにより精製してIgG画分とした。このIgG画分をホルミルセルロファインにカップリングしアフィニティーゲルを作製した。剖検時に採取したヒト肝のホモジネイトの硫安分画をこのアフィニティーカラムにかけ、その結合画分よりヒトSMP30をほぼ単一に精製した。ここで得られたヒトSMP30を抗原としてマウスに足底免疫し、モノクローナル抗体の作製を行ったが、十分な特異性と安定性を有するクローンを得ることはできなかった。そこで、免疫法を腹腔免疫に変更して再度モノクローナル抗体の作製を行ったが、足底免疫とほぼ同様の結果に終わった。これは、精製ヒトSMP30中に微量に存在する夾雑物の免疫原性が高く、ヒトSMP30に対するクローンの活性化を妨げるためと考えられる。そこで現在、今回抗原として用いたヒトSMP30をIEFおよび二次元電気泳動により更に精製を進め、これを抗原としてモノクローナル抗体の作製を行っており、まもなくヒトSMP30に対するモノクローナル抗体が得られるものと思われる。今後、引き続き本研究の最終的目的であるヒトにおけるSMP30を指標とする年齢推定法の確立まで研究を進める予定である。
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