• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

シェ-グレン症候群における組織浸潤T細胞の認識するレトロウイルス抗原の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07670538
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 内科学一般
研究機関自治医科大学

研究代表者

武田 昭  自治医科大学, 医学部, 講師 (90155002)

研究分担者 三森 明夫  自治医科大学, 医学部, 講師 (40166111)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードシェ-グレン症候群 / レトロウイルス / 唾液腺浸潤T細胞 / 逆転写酵素
研究概要

シェ-グレン症候群の病因として、潜在性または持続性感染をひきおこすウイルスの関与が提唱されているが、とりわけ、近年、レトロウイルスとの関連を示唆するいくつかの知見が報告されている。しかしながら、本疾患においてレトロウイルスが果たして直接的な病因的意義を有するのか否かという設問に対して、まだ、いかなる解答も提出されてはいない。そこで、我々は、この疑問を解決するための手段として、シェ-グレン症候群の唾液腺より、分子生物学的手法を用いてレトロウイルスの検出を試みると同時に、本疾患の病変局所よりT細胞ないしT細胞クローンを分離し、これを用いて、既知のレトロウイルスであるHIV-1、HTLV-1、さらに、組織より検出されるレトロウイルスに対するT細胞免疫応答の検出を試みた。
本研究において我々の行なった病変組織よりのT細胞分離とその機能解析の方法は、自己免疫疾患の病態研究の分野においてユニークであり、病因抗原を病変組織T細胞の免疫応答の観点から追求する上できわめて有用であると考えられた。また、これにより検索が可能となった浸潤T細胞のサイトカインのprofileから、Th1優位の免疫応答の存在が明らかとなった。さらに、今回、病因ウイルスの候補として、レトロウイルスの可能性に着目したが、病変局所から逆転写酵素活性ならびにpol領域のRNAは検出されず、またT細胞の特異的免疫応答も陰性であったことから、本疾患の主要病変局所における炎症の惹起と組織破壊には、おそらく、レトロウイルスの少なくともpermissive infectionは関与していないことが強く示唆された。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 武田 昭・藤井 丈士: "シェ-グレン症候群における局所浸潤T細胞の解析" 日本臨床. 53. 2484-2489 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akira Takeda, et al.: "Immunological study of tissue-infiltrating lymphocgtes in Sjigren's Jyad." Clin,Rheum.14. 46 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Eiji Sada, et al.: "Detection of human herpesvirus 6 and 7 in salivary glands by PCR." J.Clm.Microbiol.34. 2320-2321 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akira Takeda, et al.: "Immunological study of tissue-infiltrating lymphocytes in Sjogren's syndrome." Nippon Rinsho. 53. 2484-2489 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akira Takeda, et al.: "Functional analysis of T cells from salivary glands in Sjogren's syndrome." Clin.Rheum.14. 46 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Eiji Sada, et al.: "Detection of human herpesvirns 6 and 7 in the submandibular gland, parotid gland, and lip salivary gland by PCR." J.Clin.Microbiol.34. 2320-2321 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 武田昭: "シェ-グレン症候群における局所浸潤T細胞の解析" 日本臨床. 53. 2484-2489 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi