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C型肝炎ウイルスの肝細胞染色体遺伝子への組み込み

研究課題

研究課題/領域番号 07670602
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

石橋 和明  鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (80244234)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードC型肝炎ウイルス / 染色体遺伝子への組み込み
研究概要

(1)染色体遺伝子の解析を行いウイルスの組み込みを検討する本研究の目的と将来期待される疾患への還元について、患者または遺族に説明し遺伝子解析を遂行することそのものに対する承諾を得た。(2)染色体遺伝子の単離:凍結保存された肝組織からProteinase Kとdetergentにより染色体遺伝子を分離し、RNaseで消化した後、PhenolとChloroformで精製しエタノール沈殿により回収し、OD260を測定し遺伝子濃度を概算し以下の実験に用いた。パラフィン包埋された肝組織では、これを薄切し小チューブ内で脱パラフィンと脱水を行なった後に染色体遺伝子を抽出、精製した。(3)肝炎ウイルスの存在を検討するPCR:染色体遺伝子50ngをtemplateにし、5'NCRを標的としたprimerでPCRを行いアガロースゲルで泳動し、標的核酸配列の増幅を確認した。(4)核酸遺伝子の染色体遺伝子への組み込みの検討:染色体遺伝子10μgをHCV遺伝子配列内で切断しない制限酵素EcoRV、またはHCV遺伝子のcoreとE1領域の一部で切断する制限酵素Ncolで消化しアガロースゲル泳動の後Southern blottingでDIG標識したoligonucleotideの5'NCR-probeとHybridizationさせた。(5)塩濃度と温度設定上最もstringentな条件で膜を洗浄し、ブロック後、HRPO標識抗DIG抗体でシグナルを検出し、染色体遺伝子上への組み込みパターンを検討した。現在までの実験ではEcoRVで切断した場合、遺伝子への組み込みが、症例および肝細胞毎に同一であれば、Hybridizationはone bandになりclonalな組み込みを意味していた。一方、組み込みがランダムであればsmearになりpolyclonalな組み込みであった。NcolではHCVでintegrationが確実なものではone bandになった。手術摘出あるいは病理解剖にて同一症例に複数の検体が調べられる症例では、特に非癌部と癌部それぞれへのHCVの組み込みを調べ、症例毎にHCVの存在および組み込みパターンを検討した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Kazuaki Ishibashi: "Integration of hepatitis C virus within the genomic DNA." Hepatology. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuaki Ishibashi: "Presence of hepatitis C virus in the genomic DNA." Hepatology. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 石橋和明: "C型肝炎ウイルスゲノタイプの分類とその臨床応用" Modern Physician. 15. 21-23 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 石橋和明: "肝炎ウイルスマーカー陰性肝炎の肝組織内肝炎ウイルス遺伝子の検討" 消化器と免疫. 31. 205-208 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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