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細胞骨格関連蛋白・サイモシンβ4の肝細胞癌分化への役割

研究課題

研究課題/領域番号 07670639
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関西南女学院大学

研究代表者

工藤 二郎  西南女学院大学, 保健福祉学部, 助教授 (90148940)

研究分担者 栗山 煕  西南女学院大学, 保健福祉学部, 教授 (40037495)
石橋 大海  九州大学, 医学部, 助教授 (80127969)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードサイモシンβ4 / 肝細胞癌 / 細胞分化 / 遺伝子発現 / HuH7 / HepG2 / PLC / PRF / 5 / レチノイド
研究概要

申請者らは正常細胞と腫瘍細胞において発現の差がある遺伝子を選び出すスクリーニングをここ10年間行ってきたが、それらの遺伝子の1つとして1987年にヒトサイモシンβ4遺伝子のクローニングに世界最初に成功した。その後、サイモシンβ4遺伝子のついて研究を進展させ、この遺伝子の発現が種々の細胞の分化に関連することを発表してきた。サイモシンβ4が肝癌細胞、HuH7、HepG2、PLC/PRF/5細胞の分化に密接に関連する所見は次のようにまとめられる。
1 サイモシンβ4遺伝子の発現は、HuH7細胞では1μMのall-trans retinoic ocid、1μMの9-cis retinoic acid、1mM sodium butyrate添加後、それぞれ7〜13日後に著明な発現の増加が見られた。またHepG2細胞でも1mM sodium butyrateの添加でサイモシンβ4遺伝子の発現増加が見られた。PLC/PRF/5細胞においても1μMのall-trans retinoic acidの添加で同遺伝子の発現は増加し、1μMの9-cis retinoic acidの添加でも増加の後減少がみられた。以上の結果は他の臓器の悪性細胞での分化時の発現パターンと同一である。
2 サイモシンβ4のN末端のテトラペプタイド、AcSer-Asp-Lys-Proの肝臓癌細胞に及ぼす影響として、100μg/mlをHuH7細胞に添加したところ細胞回転、細胞の生存率に全く影響せず、αフェトプロテイン遺伝子発現が明らかに減少していく結果を得た。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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