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Heparinの抗炎症作用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07670653
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 呼吸器内科学
研究機関秋田大学

研究代表者

佐々木 昌博  秋田大, 医学部, 助手 (20221278)

研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードHeparin / Heparan sulfate / PDGF / MMP / Fnbroblast / Remodeling / 炎症 / ICAM‐1
研究概要

Heparinは肥満細胞の顆粒に含まれる陰性電荷ムコ多糖体抗凝固因子として知られているが、近年その抗炎症作用が注目されている。平成7年度までに当研究ではHeparinがPDGFで誘導されるとヒト肺線維芽細胞増殖活性を抑制することをin vitroの系で示した。
そこで本年度はヒト肺線維芽細胞の増殖、遊走およびマトリックスメタプロテアーゼ(MMP)に及ぼすHeparinの作用機序を解明する目的で、その効果を他の陰性電荷ムコ多糖体Heparan sulfateと比較検討し行なった。
確立されたヒト肺胞線維芽細胞株CCL-153を用い、PDGFによる増殖活性を3H-チミジン取り込み能で測定した。また遊走能活性はヒト肺線維芽細胞をコーテングしたトランスウエルチェンバーを用い測定した。さらに培養上清中のマトリックスメタプロテアーゼ(MMP-1,MMP-9)活性を測定し、これらに対するHeparinおよびHeparan sulfateの効果を比較検討し次の結果を得た。
HeparinはPDGFによるヒト肺胞線維芽細胞の増殖、遊走さらにMMP-1,MMP-9の活性を抑制した。一方Heparan sulfateはこれらに影響を及ぼさなかった。これらの結果はHeparinとHeparan sulfateはその作用機序異なること、さらにHeparinが炎症局所でのリモデリングに作用する可能性を示唆した。

報告書

(2件)
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 佐々木昌博: "喘息のヘパリン療法" 呼吸. 14. 509-516 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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