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肺癌の遺伝子治療のための腫瘍選択的発現アデノウイルスベクターの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07670668
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関広島大学

研究代表者

山木戸 道郎  広島大学, 医学部, 教授 (50034103)

研究分担者 前田 裕行  広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (80274075)
檜山 桂子  広島大学, 医学部, 助手 (60253069)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード遺伝子治療 / 肺癌 / アデノウイルスベクター
研究概要

方法
CEA遺伝子蛋白翻訳開始点から-424から-2番目の塩基配列を含むDNAフラグメントを、LacZ遺伝子あるいはHSV-TK遺伝子と共にアデノウイルスベクターに組み込んだ.コントロールプロモーターとしてサイトメガロウイルス(CMV)プロモーターを用いた.各々AdCEALacZ、AdCEATKとAdCMVLaczと命名した.
CEA産生癌細胞株VMRC-LCDR及びLoVoとCEA非産生癌細胞株HeLaをAdCELacZ、AdCMVLacZにより20moiで感染さえ、72時間後単位蛋白量あたりのσnitrophenol-β-D-galactosidase(ONPG)のgalactoseとchromophore σnitrophenolへの転換を測定した。
各種細胞株を20moiでAdCEATKあるいはAdCMVLacZに感染させ、GCVを種々の濃度で添加、5日後、MTT法にて生存細胞数を計測した。AdCEATK感染細胞生存数のAdCMVLacZ(コントロールベクター)感染細胞生存数に対する比率を計算した。
結果
用いた全細胞株でCMVプロモーターによる非常に強いβ-ガラクトシダーゼ遺伝子の発現がみられ、3細胞株種間で差はなかった。しかしCEAプロモーターによる発現はCEA生産癌細胞株LoVoではCEA非産生性細胞株のHeLaよりも有意に強く(0.50±0.07vs0.15±0.03U/min/μg protein,p<0.05)、またVMRC-LCDではHeLaより強い傾向がみられた。
培地中GCV濃度20μMでは感染細胞の生存率はLoVo55%に対してHeLaは73%でありLoVoにはHeLaよりもガンシクロビルに対して強い感受性が導入される傾向がみられ、今後されにin vivoでのGCV投与量、時期の検討が必要と考えられる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y. Yamanishi, H. Mada etal.: "Specific growth inhibition of small-cell lung cancer cells by adenovirus vector erpressing antisanse C-Kit transcript" Japanese Joarnal of Cancer Research. (in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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