| 研究課題/領域番号 |
07670693
|
|---|
| 研究種目 |
基盤研究(C)
|
| 配分区分 | 補助金 |
|---|
| 応募区分 | 一般 |
|---|
| 研究分野 |
神経内科学
|
|---|
| 研究機関 | 東北大学 |
|---|
研究代表者 |
関沢 剛 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (50150264)
|
|---|
| 研究分担者 |
糸山 泰人 東北大学, 医学部, 教授 (30136428)
竹下 敏一 東北大学, 医学部, 助教授 (60212023)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
1995 – 1996
|
| 研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
| 配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
|---|
| キーワード | 可溶性インタロイキン2レセプター / β,γ鎖 / 多発性硬化症 / HAM / 重症筋無力症 / ギランバレー症候群 / 可溶性インターロイキンン2レセプター / 可溶性インターロイキン2受容体 / α,β,γ鎖 / 免疫性神経疾患 |
|---|
| 研究概要 |
本研究は平成7年度(第1年度)に血清・髄液の集積と測定技法の検討、平成8年度(第2年度)に、準備された検体を測定し、結果を得た。すなわち可溶性インターロイキン2受容体(Soluble interleukin 2 receptor、以下SIL2rと略す)のβ鎖、γ鎖を免疫性神経疾患の血清と髄液について検証した。対照として非免疫性の神経変性疾患および健康人の血清(22例)と髄液(20例)を用いた。方法はモノクロナル抗ヒトSIL2rβ,γ鎖抗体を用いたサンドイッチELISA法を用いた。1.SIL2rのβ鎖は血清髄液ともに検索したすべての検体で検出されなかった。2.SIL2rのγ鎖では以下の成績であった。(1)多発性硬化症(MS)の血清では30例中2例(6.7%)、髄液では26例中1例(3.8%)であった。活動性、非活動性MS間の有意差は血清髄液共に認められなかった。(2)HTLV-1associated myelopathy(HAM)の血清では19例中3例(15.8%)、髄液では5例(26.3%)で本研究の対象疾患中、最も高い検出率を示した。HAMの重症度との関連性は認められなかった。(3)重症筋無力症(MG)の血清では胸腺摘出前15例および摘出後12例について検索したがいずれの群でもすべて明らかな陽性結果は得られなかった。(4)Guillain-Barre症候群(GBS)の初期血清では全例検出されなかった。本研究結果を概要するとβ鎖がすべて検出されなかった事、γ鎖でも検出率が低率であった事により今後測定感度を上げる必要がある。
|
