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ヒト冠状動脈の動脈硬化病変の血管平滑筋培養とサイトカインの平滑筋増殖における役割

研究課題

研究課題/領域番号 07670753
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関群馬大学

研究代表者

酒巻 哲夫  群馬大学, 医学部, 講師 (20124654)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード冠動脈 / 血管平滑筋細胞 / サイトカイン / 細胞増殖
研究概要

総計20人の冠動脈疾患患者よりdirectional coronary atherectomyの際に採取した動脈硬化病変について検討した。切除標本は無菌的に1mm角の切片に細切し、ウシ・フィブロネクチンをコートした12wellマルチプレート上で、20%ウシ胎児血清添加ダルベッコ改変イ-グル培養液を用いて培養した。培養液を1週間毎に交換し、4週間後に切片からのoutgrowth数を算定した。はじめに得られた切除標本の大きさにより、培養に供した細切片の数は20-90個であり、これらを10個ずつグループとし、各種薬剤の影響を検討した。基本的には各薬剤での検討数は5-7例とした。
何の薬剤も添加しない標本のoutgrowthは20人中7例のみであり、必ずしも充分数のoutgrowthを得られなかった。PDGF (1μM)を6例にて検討したところ4例でoutgrowthを得、明らかに増加した。サイトカインの幾つかはdexamethasoneにて抑制されることが知られているので、8例においてdexamethasone (1μM)を培養液に添加しその影響をみたところ、2例にoutgrowthをみた。この結果は統計学的には必ずしも有意ではなく、dexamethasoneがoutgrowthを抑制するとの結果は得なかった。IL-1、IL-6、TNF-αの産性抑制剤であるKE-298 (1μM)を8例にて検討したが、3例にoutgrowthをみ、やはり有意の変化は無かった。
今回の検討では、サイトカインを抑制することでoutgrowthを抑制できるという確証を得ることはできなかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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