研究分担者 |
岩沢 邦明 東京大学, 医学部・附属病院, 医員
挾間 比左徳 東京大学, 医学部・附属病院, 医員
挾間 比佐徳 東京大学, 医学部・附属病院, 医員
浜田 栄治 東京大学, 医学部(病), 医員
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研究概要 |
1)大動脈血管平滑筋細胞のVasopressinやendothelin-1などの受容体刺激によるCa^<2+>動員におけるCa^<2+>透過性非選択性陽イオンチャネルにつき単一チャネル記録及び細胞内灌流法,細胞内Ca^<2+>測定により検討した。更に,細胞外PH-Mg^<2+>が,このチャネルに作用し,これが細胞外からのCa^<2+>流入に影響をきたすとともに-又,抗動脈硬化作用を有し-PTCA後の再狭窄に対して有効とされるomega-3多価不飽和脂肪酸が,この受容体作動性Ca^<2+>透過性非選択性陽イオンチャネルを抑制することを報告した。 (JMCC,1996;European Journal of Pharmacology,1997;British Journal of Pharmacology,1977(in press)) 2)気管平滑筋のCa^<2+>依存性Cl^-チャネルの活性化機構につき検討した。このチャネルは,電化依存性L型Ca^<2+>チャネルの活性化による細胞外はこのCa^<2+>流入により活性化されるほか,アセチルコリンやJヒキニンなどの神経伝達物質によるIP_3を介した細胞内Ca^<2+>貯蔵部位からのCa^<2+>放出により活性化されること,又、前者によるこのチャネルの活性化には,リポノシン受容体との機能的機関がみられることを報告した。(Journal of Physiology(London),1996)。
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