研究課題/領域番号 |
07670952
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
影下 登志郎 熊本大学, 医学部・附属病院, 講師 (20152605)
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研究分担者 |
平井 俊二 熊本大学, 医学部, 助手 (10228760)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | イディオタイプネットワーク / 抗イディオタイプ抗体 / HLA Class 1 / HLA Class I / HLA class1 |
研究概要 |
1)イディオタイプネットワークの免疫組織学的解析 マウス抗イディオタイプモノクローナル抗体(抗Id mAb)MK2-3を免疫して作製した8種の抗抗Id mAbを用いて正常組織および良性、悪性皮膚腫瘍における反応性を免疫組織学的に詳細に検討した。抗抗Id mAbは主にメラノサイト系腫瘍と特異的に反応するが、8種の抗体は微妙に異なる反応性を示した。この違いは抗抗Id mAbのvariable regionのheavy chainとlight chainのアミノ酸シークエンスの違いを反映しているものと考えられた。 2)癌ワクチンへの基礎的研究 抗Id mAbを癌抗原の代わりとして投与する場合、効率良く抗抗Id抗体を産出させることが必要である。抗Id mAbの投与法は単独よりも、BCGなどのアジュバントを併用することが重要で、抗マウス抗体の産出は抗体のF(ab')2化やキメラ化により抑制される。 3)HLA Class1の消失のメカニズムの解析 メラノーマ原発、転移巣におけるtransporter associated antigen processing-1,-2(TAP-1,-2)とHLA Class Iの発現をポリクローナル抗体を用いて免疫組織学的に検討した。3者の反応性には強い相関がみられた。原発巣、転移巣では60、80%の症例でその発現の低下/消失がみられた。このことは、メラノーマにおけるHLA Class 1の発現低下がTAP分子が深く関与していることを示唆する。癌ワクチン療法では腫瘍細胞がHLA Class 1を発現していることが不可欠であり、TAP分子の役割や遺伝子導入なども検討する必要がある。
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