研究課題/領域番号 |
07670959
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
石井 則久 横浜市立大学, 医学部, 講師 (50159670)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 自己抗体 / 遅延型過敏反応 / 遺伝的制御 / 金 / 主要組織適合遺伝子複合体 / 水銀 / 金属抗原 / マウス / 遅延型反応 |
研究概要 |
これまでに抗原として金・水銀を用い自己抗体の産生能を蛍光抗体法で測定し、H-2のS haplotypeのマウスで高率であることを示してきた.S haplotype以外にt2やy2 haplotypeなどでも抗核抗体産生するが、これらのhigh responderマウスではMHCのclassIIのI-E分子が発現していないのが一つの特徴であることが判明した。High responderマウスは金と水銀でほぼ同じため、おそらく同様な機序を介して抗核抗体が産生されるものと考えた。水銀感作で生じる抗核抗体はfibrillarinに対するものであるが、金でも同様にfibrillarinが産生されるかをwestern blotや免疫沈降法で確認した。その結果、fibrillarinも産生されるが、これ以外にも未知の自己抗体が産生されることが推定された。 金投与に並行して抗IL-4抗体で処理した系では抗核抗体産生は抑制された。また金投与されたマウスの脾臓では高レベルのIL-4のm-RNAが検出された。IL-4投与では抗核抗体の産生の増強はみられなかった。IL-2投与で抗核抗体産生は抑制されたが、INFγでは抑制されず、抗INFγ抗体では影響を受けなかった。 抗核抗体のサブクラスはIgG2で補体の活性化は弱く、従って腎障害は軽度であった。IL-6の付加的な投与で抗核抗体産生は増強した。腎障害への影響やサブクラス間のスイッチについては検討中である。 抗核抗体の産生に最近第3のT細胞ではないかと注目されているNK^+T細胞が関与している可能性がでてきた。すなわち、NK活性がないメスのマウスに金を投与すると約半数で抗核抗体を産生した。メスのマウスではNK^+T細胞は少ない可能性があり、このことが自己抗体産生クローンを除去できないで抗核抗体が産生されてしまう原因になっている可能性がある。
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