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CT検診発見の肺腫瘤の確定診断法と指導区分の確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671001
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関神戸大学

研究代表者

河野 通雄  神戸大学, 医学部, 教授 (60030938)

研究分担者 楠本 昌彦  神戸大学, 医学部, 助手 (90252767)
糸氏 英一郎  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (90243302)
山崎 克人  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (50210381)
廣田 省三  神戸大学, 医学部附属病院, 助教授 (20181216)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードヘリカルCT / 肺癌 / 検診 / 指導区分 / 確定診断法 / 肺癌検診 / CT
研究概要

1)確定診断法ならびに指導区分に関する研究
平成3年から8年にかけて行ってきたヘリカルCTによる肺癌2次検診(受診者のべ597名)の結果から確定診断法および指導区分に関し検討した。
気管支鏡下や経皮的肺生検が可能な悪性疑い例は、生検を施行するのが原則である。一方、気管支鏡下や経皮的肺生検の困難な径10mm未満の病変の場合は、開胸肺生検や胸腔鏡下肺生検を行うのが理想と考えるが、いずれの場合もインフォームドコンセントを得られず、経過観察とせざるをえない症例が少なくない。ただし、経過観察とした症例の中には試験開胸を行わなくても厳重な経過観察で対処できる例も多いと考える。
2)CT診断基準案作成に関する研究
2次検診の要精検者55例(最終診断が、原発性肺癌14例、転移性腫瘍8例、良性腫瘤33例)のCT所見を分析し、HRCT所見とも対比した。腫瘤径は、径5mm以下で良性の割合が大きく、径が大きくなるにつれて悪性の割合が増加した。また原発性肺癌では、棘形成、胸膜嵌入、肺血管の巻き込み、分葉、充実型濃度といったCT所見が高頻度に認められ、HRCTでは、いずれの所見もさらに高頻度に見られた。転移性腫瘍では、腫瘤数が多数であること以外に良性腫瘤との相違点はなかったが、HRCTでは、充実型濃度や分葉が高頻度に認められた。
上記結果より作成した3種類のCT仮診断基準案の検討から、径5mmより大きい場合、上記悪性を疑う所見を1項目でも認める場合は、HRCTを行い、さらに精査すべきと考える。一方、径5mm以下で、境界明瞭、辺縁平滑な類円形で数個までのものは、良性の可能性が高く、厳重な経過観察で対処可能なものが多いと考える。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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