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放射光を用いた螢光X線源によるK吸収端サブトラクション

研究課題

研究課題/領域番号 07671012
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関九州大学

研究代表者

豊福 不可依  九州大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (10117179)

研究分担者 神田 重信  九州大学, 歯学部, 教授 (20014003)
吉浦 一紀  九州大学, 歯学部, 講師 (20210643)
荒木 和之  九州大学, 歯学部, 講師 (50184271)
高橋 昭彦  九州大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (30187992)
徳森 謙二  九州大学, 歯学部, 助手 (40253463)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード放射光 / 螢光X線 / K吸収端 / 造影剤 / エネルギー差分 / ターゲット / フィルター
研究概要

従来の白色X線の代わりに単色X線を用いて撮影を行えば、被写体中での線質変化がないため、定量的X線像が得られることはよく知られている。近年、通常のX線管球に比べて数万倍以上のX線強度を持つ放射光が出現し、単色X線による撮影が可能となってきた。
本研究の目的は、新たに開発した、放射光によってターゲットを励起したとき発生する蛍光X線を利用する蛍光X線源をもちいて撮影をおこない、造影剤を含むファントムについてK吸収端サブトラクションを行うことにある。以下に、本年度に得られた成果を示す。
(1)蛍光X線による造影剤のK吸収端サブトラクション
実験はすべて高エネルギー物理学研究所の6.5GeVの電子エネルギーをもつARリングを用いて行った。Ba造影剤を注入した豚血管ファントムをBaのK吸収端をはさむ2つのエネルギーで撮影し、サブトラクション像を得た。検出系はイメージングプレートを用いて、照射野の直径は約20cmで極めて強度の均一性の良い造影剤像が得られた。撮影時間は約1〜2秒であった。
(2)ヨード、バリウム、およびガドリニウムの3種類の造影剤をいれた円筒形アクリルファントムについて、それぞれのK吸収端をはさむエネルギーをもった蛍光X線でイメージングプレートによる撮影を行った。各造影剤のK吸収端の前後のエネルギーの画像を差分して、3つの造影剤の分離したK吸収サブトラクション像を得ることができた。
(3)収集した画像データを持ち帰り、新規購入したパソコンにより画像の濃度、位置あわせなどの補正をおこない、最終的なサブトラクション像を得た。得られた成果はいくつかの学会で発表した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] F.Toyofuku,K.Tokumori et al.: "Deve lopment of a fluorescent X-ray source for medical imaging" Review of Scientific Instruments. 66. 1981-1983 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Tsuneo Saito et al.: "Three-dimensional monochromatic X-ray CT" SPIE-The Interuatioual Society for Opticol Engineering. 2564. 548-557 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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