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抗癌剤封入消失型マイクロカプセルを用いた肝細胞癌治療に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671023
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

神納 敏夫  大阪市立大学, 医学部, 助手 (20254401)

研究分担者 高島 澄夫  大阪市立大学, 医学部, 講師 (40187951)
中村 健治  大阪市立大学, 医学部, 助教授 (00145781)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードマイクロカプセル / 動注療法 / 抗癌剤 / 抗腫瘍効果
研究概要

アドリアマイシン封入消失型マイクロカプセルを作成し,家兎VX2腫瘍(下肢皮下に移植)を用いて動脈内投与時の抗腫瘍効果に関して検討を行った。
1)アドリアマイシン溶液を動注した場合とアドリアマイシン封入マイクロカプセルを動注した場合とで腫瘍内アドリアマイシン濃度を比較したところ,マイクロカプセル動注群はアドリアマイシン溶液動注群に比し腫瘍内アドリアマイシン濃度は高く,動注60分後まで高値を示した。
2) VX2腫瘍の発育はアドリアマイシン封入マイクロカプセルにより著しく抑制され,その程度はアドリアマイシン量をマイクロカプセルと同一にしたアドリアマイシン溶液動注に比し有意に高かった。また,抗癌剤を含まないマイクロカプセル動注では腫瘍抑制や見られなかった。
3)アドリアマイシン封入マイクロカプセルの動注はアドリアマイシン溶液動注に比し腫瘍に広範な壊死を起こし,組織学的にも抗腫瘍効果増強が確認された。
4)アドリアマイシン封入マイクロカプセルの動注により腫瘍周囲組織には壊死は認められず,マイクロカプセル動注による正常組織への影響は極めて軽微と考えられた。
以上より,抗癌剤封入マイクロカプセルは単なる抗癌剤動注に比べ抗腫瘍効果を増強し,周囲組織への影響も少なく,動注療法を行う上に有用と考えられた。

報告書

(2件)
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 村田佳津子: "抗癌剤封入消失型マイクロカプセルの開発" 日本医学放射線学会雑誌. 51. 94-96 (1991)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 村田佳津子: "抗癌剤封入消失型マイクロカプセルの開発" 日本医学放射線学会雑誌. 51. 94-96 (1991)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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