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ストレス負荷うつ病モデルラットの脳チロシン水酸化酵素合成関連遺伝子発現について

研究課題

研究課題/領域番号 07671063
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 精神神経科学
研究機関三重大学

研究代表者

北山 功  三重大学, 医学部・附属病院, 講師 (70024784)

研究分担者 山下 勝也  三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (80239962)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードストレス / 強制歩行 / うつ病モデル / 青斑核 / チロシン水酸化酵素 / メッセンジャーRNA / in situ hybridization / ノルアドレナリン / 抗うつ薬 / 免疫反応性 / 外側網様核
研究概要

ストレスに続いてうつ病が発症したり、ストレスにより脳内ノルアドレナリン(NA)代謝が影響されることから、私どもはラットに長期(14日)の強制歩行ストレスを負荷して、2週間無動状態の続く“うつ病モデルラット"と自然に自発活動の回復する“自然回復ラット"を作成した。こりらの青斑核細胞のチロシン水酸化酵素(TH) mRNA発現量をin situ hybridization法および画像解析法で測定し、ストレス負荷を行わない対照群と比較検討した。うつ病モデルに至るまでの変化を検討するため、30分、3時間、1日、2日の短期および6日、12日の長期強制歩行ストレスを負荷したラットについても、THmRNA発現量を検討した。その結果、30分と3時間ストレス負荷群のTHmRNA発現量(平均光学密度)には、対照群と比べて有意差がなかったが、1日と2日のストレス負荷群の発現量は有意に増加していた。6日と12日のストレス負荷群では、両者とも対照群より有意に高値を示していた。うつ病モデル群のTHmRNA発現量は、対照群と比べて有意に増加していたが、自然回復群の発現量は対照群と差がなかった。以上により、強制歩行ストレスは、拘束など他のストレスと比べて、THmRNA発現の増加に時間がかかり、増加してからはその状態が持続することから、マイルドで慣れの生じないストレスであると考えられる。このようなストレスを負荷して作成したうつ病モデル動物では、ストレス終了後2時間経過しても、なおTHmRNA発現が増加しており、ノルアドレナリンの合成機能は亢進した状態が続いていると解釈される。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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