研究課題/領域番号 |
07671089
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
笠原 陽勇 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (60056950)
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研究分担者 |
高梨 葉子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90266643)
中野 浩志 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20217798)
西村 浩 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (00246430)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 健常老人脳 / 追跡研究 / 画像 / ベントン視覚記銘検査 / MWTV / CMI / 無症候性梗塞 / 痴呆 |
研究概要 |
地域で健康な生活を送っている133名の老人の協力を得て第1次(1982年)、2次(1986年)、3次(1989年)、4次(1992年)の脳画像を用いた追跡を行った。10年後の成績について死亡群と生存群、痴呆群と非痴呆群、アルツハイマー型痴呆と脳血管性痴呆に分類し、初回調査時の所見について比較した。死亡群と有意な相関を示した所見を列挙すると次の通りでた。年齢、ベントン視覚記銘テスト(BVRT)正確数、BVRT誤数、CT所見、小梗塞、PVL、シリビウス裂の拡大、cel media index、maximal width of third ventricule、BVRT card6、card9、BVRTの省略、歪み、大きさであった。死亡群は生存群に比し健康であっても多くの所見を有することが示された。 次に痴呆群と非痴呆群の比較では痴呆群は年齢、シリビウス裂の拡大、MWTV、BVRTの省略、置き違い、大きさであった。この間に133名の被検者のうち死亡した34名(25.6%)と痴呆に罹患した19名(14.3%)の初回に行った年齢、CT所見、ベントン・テストの結果を用いて生存と死亡、痴呆と非痴呆を予測する指摘とならないか検討したところ、生存と死亡の可能性については79.%、痴呆と非痴呆の可能性については74.%が判別可能であることが示された。具体的な臨床の指標として、判別分析の結果、痴呆は、年齢、性、ベントンテスト誤差、MWTVが得られた。また、本研究からみた死亡の臨床的指標としては、年齢、ベントンテスト正確数、無症候性梗塞、皮質の萎縮が得られた。われわれの他の研究によってもMWTVは痴呆の発症予測、痴呆の経過観察に役立つことが明らかにされつつある。 外部変数に伴うMRI所見の変化をみると、年齢に相関するものは基底核、視床、側頭葉、頭頂葉のT2強調画像の高信号域(T2HSI)であり、同様にT2HSIの個数、lacunar infarction、第3脳室の拡大、皮質、脳梁の萎縮、鉄沈着、PVHであった。
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