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甲状腺腫瘍における組織特異的転写因子,TTF-1,の遺伝子発現機構の解析と応用

研究課題

研究課題/領域番号 07671121
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関山梨医科大学

研究代表者

遠藤 登代志  山梨医科大学, 医学部, 講師 (00152017)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード甲状腺 / 転写因子 / TTF-1 / autoregulation / 遺伝子発現 / 転写開始点 / 組織特異性
研究概要

Thyroid transcription factor-1 (TTF-1)は甲状腺特異蛋白であるサイログロブリン、甲状腺ペルオキシダーゼ遺伝子などの発現に関与する転写因子であり、甲状腺腫瘍の増殖、分化度の決定に重要な役割を果たしていると考えられている。今回、TTF-1そのものの発現調節機構を明らかにする目的でTTF-1遺伝子を単離し、その転写開始点、プロモーター領域の決定をこころみた。その結果、TTF-1遺伝子は-1902bp (ATGのAを+1とする)より転写され、遺伝子の-1242より-14bpはintronic sequenceであることが判明した。これは既報の位置より1700bp上流にあたる。さらに転写開始点の上流をreporter gene (CAT)に結合し、そのプロモーター領域を解析したところ、-2507より-2002bpまでが甲状腺特異的発現に必須であることが明らかとなった。この部位にはTTF-1自身が結合すると考えられるCCAG配列があり、この配列を含むオリゴヌクレオタイドプローベはgel shift assayにてrecombinant TTF-1とDNA-蛋白複合体を形成しうる。そこで、上述reporter constructとpRC/CMV-TTF-1を甲状腺細胞へ
co-transfectしたところ、TTF-1は明らかにTTF-1プロモーター活性を増加させた。すなわち、TTF-1遺伝子の発現にはTTF-1自身が関与していることが示唆された。甲状腺腫瘍ではTTF-1の発現が減弱ないし消失している例も多く、今後これらTTF-1遺伝子の発現のautoregulationとの関連に関しさらに解析を要すると考える。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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