• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

上皮成長因子受容体のシグナル伝達におけるSHC及び関連蛋白の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 07671137
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関神戸大学

研究代表者

岡林 克典  神戸大学, 医学部・附属病院, 助手 (10233363)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードSHC / アダプチン / EGF受容体 / 受容体インターナリゼーション
研究概要

シグナル蛋白ShcはチロシンキナーゼによるRas活性化に関与すると考えられている。本研究では、上皮成長因子(EGF)受容体からのシグナル伝達におけるRas活性化以外のShcの機能を、新しいShc結合蛋白を同定することにより明らかにしようとした。Glutathion S-transferase (GST)との融合蛋白として大腸菌で発現させたShcには、ウシ脳ライセ-ト中の115,110,100,50,17-kDaの蛋白が結合した。アミノ酸シークエンスの結果、100-kDaの蛋白はβアダプチン、110,115-kDaの蛋白はαアダプチンのアミノ酸配列に一致した。抗αおよびβアダプチン抗体による免疫ブロットによっても、GST-Shcへのアダプチンの結合が確認できた。さらに、PC12、 KB、 COS細胞ライセ-トを抗Shc抗体で免疫沈降するとアダプチンが共沈し、Shcとアダプチンの結合はintact cellにおいても見られた。そこで、Shc分子内のアダプチンの結合部位を明らかにするために、種々の改変GST-Shc融合蛋白を作成した。Phosphotyrosine binding (PTB)、 collagen homologous (CH)あるいはSH2の各ドメインだけを発現させた改変GST-Shcおよび各ドメインを欠失させた改変GST-Shcを用いた検討で、ShcのCHドメインがアダプチンの結合部位であると考えられた。ShcのCHドメインにさらに種々の変異を導入して検討した結果、Shcのアミノ酸346-355位(RDLFDMKPFE)がアダプチンの結合部位であることが明らかになった。アダプチンはcoated pitやcoated vesicleの構成蛋白であり受容体のインターナリゼーションに関与していることや、ShcはEGF依存性にEGF受容体と結合することから、Shcがリガンド依存性の受容体のインターナリゼーションに関与する可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Okabayashi, et al.: "Interaction of Shc with adaptor protein adaptins." The Journal of Biological Chemistry. 271. 5265-5269 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi