研究課題/領域番号 |
07671138
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
加冶 秀介 神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (90224401)
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研究分担者 |
置村 康彦 神戸大学, 医学部・附属病院, 助手 (30204100)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 成長ホルモン / 成長ホルモン遺伝子 / 成長ホルモン結合蛋白(GHBP) / 成長ホルモン受容体遺伝子 / 成長障害 / インスリン様成長因子(IGF-I) |
研究概要 |
GH分泌不全のない成長障害の原因の一つにGH作用異常があり、GH基礎値、反応値高値、IGF-I低値が臨床的特徴である。GH受容機構のなかで、特にGHおよびGH受容体(GHR)分子の異常を検出しえた症例の結果を報告する。最初の症例はGH遺伝子にArg77Cysの変異をヘテロに認めた男児で血中GHを等電点電気泳動(IEF)で解析すると野性型、変異型GHがほぼ等量発現していた。大腸菌で作成した変異GHは野性型GHに比し、GHBPと数倍高い親和性をもち、さらにIM9細胞で変異型GHによるチロシンリン酸化能は野性型GHの存在、非存在下で低下した。以上よりこの変異GHは優勢阻害的に作用していることが判明した(NEJM334, 432-436, 1996)。また変異GHをトリプシン処理後、非還元下、逆相HPLCで分離、変異GHにおいてのみ認めるピークを単離し、ペプチドシークエンスしたところ、変異によって生じたCysが異常なS-S結合を形成し、立体構造がGH分子の特にsite 1において変化し、GHBP親和性の変化の原因になっていると考えられた。第2の症例はGH遺伝子にヘテロなミスセンス変異Asp112Glyを認めた女児で、IEFでは血中GHは変異型が優位に発現し、大腸菌で作成した変異GHによるチロシンリン酸化能が低下していた。これら2症例ではGH治療の適応が考えられ試みている。第3の症例は血中GHBP (pmole/L)は測定感度以下(<15.6)、GH投与でIGF-1無反応のラロン症候群の女児でGHR細胞外ドメインにヘテロなノンセンス変異Glu224stopを新たに認めた。同様のgenotypeの母ではGHBPは98.6で身長も正常範囲であったことから父由来のアレルにGHRの発現を抑制する原因があると考えられた。現在IGF-I治療を行っている。
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