研究課題/領域番号 |
07671145
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
梅田 文夫 九州大学, 医学部, 助教授 (80150431)
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研究分担者 |
橋本 俊彦 九州大学, 医学部, 助手 (20198683)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 糖尿病 / 細小血管障害 / 動脈硬化 / 血管内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 / プロスタサイクリン / プロスタグランジン |
研究概要 |
(1)PSF測定系の確立 PSFのモノクローナル抗体を作製し、ELISAによる測定系を確立する予定であったが、モノクローナル抗体がまだ作製できず、ポリクローナル抗体を用いたウエスタンブロット法にてヒト血清中のPSF濃度を測定した。その結果、糖尿病患者において年齢・性をマッチさせた対照者に比較して血清中のPSFが低下する成績を得た。 (2)実験糖尿病動物におけるPSF発現異常 ストレプトゾトシン誘発糖尿病ラットにおいては、腎臓におけるPSF発現が対照群に比較して有意に低下した。また、血管平滑筋細胞を高濃度グルコースにて培養するとPSF発現の低下が認められた。このPSF発現低下の機序に、高グルコースによるプロテインキナーゼCの活性化が関与していることが明らかになった。 (3)免疫染色による検討 血管平滑筋細胞を高濃度グルコースにて培養するとPSF発現の低下と並行して、細胞内PSF染色性が低下する成績を得た。さらに、ウエスタンブロット法により平滑筋細胞内のPSF量の低下も確認された。 (4)リコンビナントPSFの作製 現在、大腸菌および酵母菌を用いてリコンビナントPSFを作製中である。 (5)PSFのトランスゲ-ニックマウスの作製 現在、トランスゲ-ニックマウスの作製が終了し、PSF過剰発現の生体とくに血管壁に及ぼす変化について組織学的・生化学的に検討中である。
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