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高レムナント血症が介在するアポトーシスと動脈硬化発現機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671156
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

多田 紀夫  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (60138774)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードリポ蛋白 / レムナント粒子 / アフィニティカラム / アポトーシス
研究概要

アポ蛋白Eのアイソフォームにて確認したIII型高脂血症患者血清から超遠心法にてVLDL(d>1.006g/ml)を採取。この分画を20mlのモノクローナル抗ヒトアポAl・アポB-100抗体イムノアフィニティカラムに添加し、非結合分画としてのレムナント粒子を採取した。同レムナント粒子はカラム結合分画に比して、アポEに富み、コレステロール/蛋白比は約2倍であった。また、培養マウス腹腔マクロファージへのコレステロールオリエ-トの取り込みを有意に増加した。
培養動脈壁細胞としてHUVECを用い、同レムナント粒子と共に培養した。培養液中のレムナント粒子の濃度は(0,1,2,4mg/ml、粒子中コレステロール濃度)の4段階に調整した。培養時間は2、4、6時間の3段階とした。培養終了後HUVECを集め、固定し、PAP法にてM-ELAM,ICAM-1などの接着因子の発現を観察したが、レムナント粒子の濃度による変化、培養時間による有意な変化は認めなかった。また、各培養終了後に培養液を回収し、培養液中のIL-1,TNF,TGF-betaを測定した結果、IL-1の増加が得られた。今後、培養細胞をHUVECからHCAECに換え、同様の実験を用意している。
また、マウス腹腔マクロファージを採取し、前実験と同様の条件下(培養液中のレムナント量、培養時間)にてc-myc,c-fos,c-jun遺伝子のinductionを観察したが、これら早期反応遺伝子の増幅は得られなかった。
これら培養実験に供した細胞の一部をそれぞれpropidiumiodine染色し、フローサイトメトリーにてアポトーシスを観察したが、培養液中のレムナント濃度の変化に伴うアポトーシスの増強を支持する明瞭な結果は得られなかった。方法を変えて再試する予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 多田紀夫: "脳血管障害における脂質異常" 臨床成人病. 25. 1234-1240 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 多田紀夫: "レムナント" Prog. Med.16. 279-286 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Sasaki, H.: "High retino1/retinol-binging protein ratio in noninsulin-dependent diabetes mellitus" Am. J. Med. Sci.310. 177-182 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 多田紀夫(分担): "高脂血症" 金原出版株式会社, 181 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 望月正武: "循環器診療マニュアル" 東京医学社, 285 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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