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ATL腫瘍細胞におけるL-セレクチン過剰発現の分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07671180
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関東京大学

研究代表者

渡邉 俊樹  東京大学, 医科学研究所, 助教授 (30182934)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードL-selectin / ATL / promoter / ETS family / PEA3 / E1A-F / Degenerative PCR / Differential disply
研究概要

本研究では、接着分子L-セレクチンに注目し、そのATL腫瘍細胞における過剰発現の分子機構の解析を行った。我々はL-セレクチンのプロモーターを同定し、ETS familyの転写因子の一つであるPEA3/E1A-Fが転写を制御し得ることを示した。しかし、この分子がATL腫瘍細胞では発現していないことが明らかになったので、ATL腫瘍細胞で発現していて、このプロモーターに作用する他のETS familyの転写因子を同定することを目指した。具体的には、1)PEA3/E1A-F以外の既知のETS family transcription factorのL-selectin promoterに対する作用の解析を行い、ETS1,ETS2などはむしろプロモーター活性を抑制することを明らかにした。2)ETS family転写因子のconserved domain(ETS domain)に対するdegenerative RT-PCRにより、ATL腫瘍細胞で発現しているETS familyのcDNAの同定を試みた。これまでのところ増幅されてきたETS familyの転写因子は、ETS1,ETS2が殆どであった。PCRの反応系を改善することが必要であると考えられた。3)HTLV-1感染細胞T細胞株においては、MT-1においてPEA3/E1A-Fの過剰発現が認められ、L-selectinの発現と相関していた。4)Differential display法を用いてATL腫瘍細胞で過剰発現している遺伝子の解析を行い、これまでに全く新たな遺伝子のcNDAをクローニングしT細胞系の白血病細胞で過剰発現していることを明らかにした。しかしこれまでのところETS familyの転写因子はこの解析では見つかっていない。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tatewaki M: "Constitutive overexpression of the L-selectin gene in fresh leukemic---" Blood. 86. 3109-3117 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Takeuchi H: "Isolation and characterization of a cDNA that is specifically---" J AIDS Hum Retrovirol. 10. 244- (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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