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悪性リンパ腫関連遺伝子BCL6の過剰発現がB細胞に与える影響について

研究課題

研究課題/領域番号 07671186
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

三木 徹  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (90242180)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1995年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードBCL6 / 悪性リンパ腫 / 染色体転座 / 転写調節因子
研究概要

BCL6遺伝子はB細胞性悪性リンパ腫に高頻度に見られる染色体の3q27転座に関与する遺伝子で、転座に伴い再構成を示す。BCL6タンパクの機能及び発現異常がB細胞に与える影響を検討する目的で、まず抗体を作製した。BCL6とGSTとのfusion proteinを抗原として家兎を免疫しポリクローナル抗体を得た。Western blotでは、BCL6RNAの発現のない細胞ではbandは見られず、RNAを高発現しているB細胞株では90-95kDaのbroadなbandが観察された。興味深いことにBCL6再構成を示す細胞ではBCL6RNAを発現しているにも関わらず、タンパクの発現のあるものとないものとがあることが判明した。BCL6再構成があり、RNAを発現している細胞株2種についてはcDNAクローニングを行い解析したところ、いずれの細胞においても免疫グロブリンとBCL6のfusion mRNAを産生していたが、塩基配列から検討するとBCL6のOpen reading frameはintactであった。免疫染色ではBCL6タンパクは核内に局在していた。【結論】1.我々の作製した抗体はBCL6タンパクの解析に有用である。2.BCL6遺伝子再構成により免疫グロブリンとBCL6のfusion mRNAが産生されるが、BCL6タンパクの過剰産生には至るわけではないらしい。現在さらに詳細を明らかにするため、transfectionのによりBCL6の過剰発現、あるいはBCL6 antisenseによる発現抑制の研究を行っている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Tetsuya Fukuda: "The murine BCL6 gene is induced in activated lymphocytes as an immediate early gene" Oncogene. 11. 1657-1663 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuteru Ohashi: "Charactevization of the promoter region of human BCL6 gene" Biochem Biophys Res Commuu. 214(2). 461-467 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Yuichi Nakamura: "Biallelic DNA rearrangement anddeletious within the BCL-6 gene B-cellnon-Hodglcitis lymphoma" Brit.J.Haematol. 90. 404-408 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Hirofumi kobayashi: "BCL6 gene stays on the cler(3)chromosome in a t(3;22)(q27;q11)on t(3;14)(q27;q32)associated with non-Hodglctis lymphoma" Genes Chromosom Cancer. 13. 225-227 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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