研究課題/領域番号 |
07671213
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大塚 毅 九州大学, 医学部, 助手 (50213773)
|
研究分担者 |
出原 賢治 国立遺伝学研究所, 助手 (00270463)
田中 洋輔 九州大学, 医学部, 医員
根本 義章 九州大学, 医学部, 医員
新納 宏昭 九州大学, 医学部, 医員
中島 衡 九州大学, 医学部, 助手 (70188960)
空閑 聖治 九州大学, 医学部, 医員
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
|
キーワード | IL-4 / IL-10 / 単球 / シクロオキシゲナーゼ / JAK / STAT / シグナル伝達 / 活性酸素 / シクロキシゲナーゼ / 炎症制御 |
研究概要 |
(1)マウス単球系細胞株におけるヒトIL-4レセプター遺伝子を安定変異株の樹立 IL-4作用の種特異性を利用して、マウス単球細胞株にヒトIL-4レセプター遺伝子を導入して安定変異株を作成した。この様な株化細胞では、ヒトIL-4がマウスIL-4と同程度にプロスタノイド、窒素酸化物(NO)、炎症性サイトカインの産生を抑制した。一方、抗IL-2レセプターγ鎖(Cγ)抗体ではヒトIL-4の作用阻害効果は弱く、IL-4レセプターの構成要素と考えられるCγ鎖の役割は、動物種あるいは細胞種において相違のある可能性が示唆された。(論文準備中) (2)Mφの組織特異的なIL-10に対する反応性 IL-10のNO産生に対する作用が、マウス腹腔のRMφとTGMφでは全く逆の反応性を示した。NO産生には内因性に産生されるTNF-αの重要性が指摘されていたが、RMφではIL-10が直接的にNO産生すると考えられた。また、調べた単球系細胞株6種類は、すべてRMφと同じIL-10に対する反応性を示した。以上から、IL-10に対する反応性は単球系細胞の分化段階・組織特異性によって規定されていると考えられた。(論文投稿中) (3)IL-4/IL-10によるJAK/STAT系の活性化の検討 IL-4/IL-10のヒト単球系細胞内でのシグナル伝達系のなかでJAK/STATの系を検討した結果、シクロオキシゲナーゼ遺伝子プロモーター領域に存在する(GAS)モチーフに対して、リポポリサッカライド(LPS)によってSTAT5が活性化されること、その活性化に際してLPSによって誘導されるGM-CSF産生が関与していることを明らかにした。(論文投稿中)
|