研究課題/領域番号 |
07671223
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
|
研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
三室 淳 自治医科大学, 医学部, 講師 (10221607)
|
研究期間 (年度) |
1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | 線溶 / Plasminogen activator inhibitor 2 / Gene targeting / Immunohistochemistry / In situ hybridization |
研究概要 |
研究計画に従って以下の実験を行った。マウスType 2 Plasminogen activator inhibitor (PAI-2) cDNAをクローニングした。その情報をもとに、PAI-2のin vivoにおける産生を明らかにするために、マウスの骨髄を含めた種々の臓器よりRNAを抽出し、マウス臓器でのPAI-2のmRNAの増加や減少をRT-PCRを用いた微量定量法により定量し、さらにPAI-2産生細胞については免疫組織化学的手法やin situ hybridizationにより検討した。その結果、PAI-2の発現は基本的に種類の細胞(マアクロファージと表皮細胞)にみとめられた。妊娠、発生との関係は妊娠マウスや胎児マウスを用い、PAI-2のmRNAの発現を母マウスの臓器、胎児マウス、胎盤においてRT-PCRを用いたmRNA定量法によりまた、臓器、組織レベルでの検討は免疫組織化学的手法やin situ hybridizationにより検討した。その結果、胎児マウスではPAI-2は皮膚表皮細胞のみに限定して発現していた。これらのデータは投稿中である。また、PAI-2の生体内での機能を探るため、PAI-2遺伝子を欠損するノックアウトマウスを作製するためにPAI-2遺伝子をクローニングした。制限酵素マップと遺伝子塩基配列を検討することでPAI-2遺伝子の構造を決定した(これらのデータは投稿中)。これらの情報をもとに、マウスPAI-2遺伝子の一部(複数のエクソン)をネオマイシン耐性遺伝子と置換し、末端にチミンジンキナーゼ遺伝子を配置したターゲッテイングベクターを作製した。現在ターゲッティングベクターをES細胞に導入する実験を施行している。
|