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組み換えアデノウィルスを用いた腎不全モデルマウスに対する遺伝子治療

研究課題

研究課題/領域番号 07671261
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

鈴木 重伸  順天堂大学, 医学部, 講師 (20271281)

研究分担者 長田 しをり  順天堂大学, 医学部, 助手 (50296860)
瀬戸口 靖弘  順天堂大学, 医学部, 助手 (90206649)
研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードエリスロポエチン / 腎性貧血 / 中皮細胞 / 多発性のしぼう腎 / 遺伝子治療 / アデノウィルスベクター / 多発性のちほう腎 / DBA / 2FG-pcyマウス / 遺伝子導入 / 腹膜中皮細胞 / 慢性腎不全 / アデノウィルス / 多発性のうほう腎 / 2FG-pcy
研究概要

in vitroでAdCMVEPOにより中皮細胞に産生させたヒトエリスロポチエン(EPO)の生体活性を検討した。まず、AdCMVEPOにより培養中皮細胞4/4RM-4に産生させたヒトEPOと、同様にAdCMVEPOを感染させた時にツニカマイシン(糖類合成阻害剤)を添加した場合のヒトEPOの分子量をウェスタンブロット法でEPOCH^Rと比較検討した。4/4RM-4に産生させたヒトEPOの分子量は30.3kDAのあった。ツニカマイシン処理により糖鎖のつかない21kDaと22kDaの2本のバンドが検出された。次にAdCMVEPOにより4/4RM-4に産生させたヒトEPOのオリゴ糖をHPLC陰イオンクロマトグラフィーで解析したところ、22%は中性で78%は酸性であった。この酸性部分はニューラミニデ-スで処理すると認められなくなることよりシアル酸であるので、生体活性を持つと考えられた。
in vivoの実験で、腎性貧血を起こすモデルマウスDBA/2FG-pcy (22-24週齢,ヘマトクリット20-25%)にAdCMVEPO (1X108pfu/個体)を腹腔内投与し10、21、28、40日目の血中ヒトEPO値、網状赤血球数、ヘマトクリットを測定して、腎性貧血の改善を検討した。AdCMVEPO投与前の血中ヒトEPO値は29.4+/5.4mU/mlであったが、投与1日目に14730+/-930mU/mlの最大値を示し、40日目に至っても100mU/mlの高値が持続した。網状赤血球数は、AdCMVEPO投与前は1.5+/-0.2%であったが、投与後21日目に20%と最大になり以後漸減した。ヘマトクリットは、AdCMVEPO投与後28日目に最大の42.6+/-4%に達し、この値は40日目になっても持続していた。以上より、アデノウィルスベクターを用いた生体内遺伝子導入としては長期にわたる導入遺伝子の発現を認め、且つ、適切な腎性貧血の改善を得た。

報告書

(4件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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