• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

癌転移における接着分子イニテグリンαvβ3の役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671287
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関秋田大学

研究代表者

南谷 佳弘  秋田大学, 医学部, 講師 (30239321)

研究分担者 橋本 正治  秋田大学, 医学部, 講師 (70175701)
北村 道彦  秋田大学, 医学部, 助教授 (10153131)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード癌転移 / 接着分子 / 血管内皮細胞
研究概要

当初計画していた接着分子αvβ3関して食道癌培養細胞,血清内皮細胞を用いて検討したが,満足する結果が得られなかった.そこで腺癌などで癌転移に関連して注目されている接着分子SLe^x,SLe^aと血管内皮細胞上に発現するE‐selectinとの関係を,今まで検討されたことのない食道偏平上皮癌を用いて検討した.そして以下に示す結果を得た.
食道癌培養細胞(TE2,3,5,7,8,9,10)7腫を用いて接着分子SLe^x,SLe^aの発現をflowcytometryによる蛍光抗体間接法により検討し,すべての培養食道癌細胞で発現していることを明らかにした.またIL‐1βで4時間処理して,臍帯静脈血管内皮細胞(HUVEC)に接着分子SLe^x,SLe^aのligandであるE‐selectinを発現させて食道癌培養細胞5種類を用いてHUVECの接着を検討した.癌細胞はいずれもHUVECと接着した.そしてこの接着はE‐selectin,SLe^x,SLe^aに対するモノクローナル抗体で細胞を前処理すると抑制された.以上の結果より食道偏平上皮癌の転移にも癌細胞上に発現する接着分子SLe^x,SLe^aと血管内皮細胞上に発現するE‐selectinとの接着が関係することが明らかとなった.現在臨床検体(手術標本)を用いてこれらの接着分子の発現を検討中である.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi