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DMBA誘発ホルモン依存性乳癌におけるエストロゲンの発癌イニシエーター作用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 07671310
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関徳島大学

研究代表者

駒木 幹正  徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (60215382)

研究分担者 十亀 徳  徳島大学, 医学部・附属病院, 医員
北市 雅代  徳島大学, 医学部・附属病院, 医員
井上 洋行  徳島大学, 医学部, 助手 (80253186)
梅本 淳  徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (60185072)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードラット乳癌 / エストロゲン / 発癌物質 / ^<32>P-ポストラベル法 / DNA付加体
研究概要

SD雌ラットの7,12-DMBA誘発乳癌におけるホルモン依存性の研究から、この系ではエストロゲンが発癌プロモーター作用をもつことが明らかにされた。最近、エストロゲンそのものがin vitroにおいて動物細胞のDNAに結合し得ることが明らかにされてきた。
今回の研究は、SD雌ラットの7,12-DMBA誘発乳癌系におけるエストロゲンの発癌イニシエーション作用の解明に資するため、7,12-DMBAに曝露させたSD雌ラットから乳腺組織のほか主要臓器のDNAを抽出し、エストロゲン-DNA付加体および7,12-DMBA-DNA付加体の検出について検討した。
1)9週齢のSD雌ラットに7,12-DMBA20mg/bodyを与え、その24時間および48時間後に屠殺し、乳腺組織(5対10腺)のほか肺・肝・腸管粘膜を採取した。
2)採取組織よりDNAを抽出し、インテンシフィケーション法による^<32>P-ポストラベル法にて7,12-DMBA-DNA付加体の検出を行った。
3)9週齢のSD雌ラットを用い、卵巣摘除を行った群と、シャム手術を行った群を作製し、術後3週間後に屠殺、乳腺組織(5対10腺)のほか肺・肝・腸管粘膜を採取した。
4)採取組織よりDNAを抽出し、インテンシフィケーション法による^<32>P-ポストラベル法によりエストロゲン-DNA付加体の検出を行った。
以上の作業から、(1)7,12-DMBAを曝露したSD雌ラットの乳腺を含む各臓器に高レベルの7,12-DMBA-DNA付加体が検出され、腸管粘膜、乳腺組織はとくに高レベルであった。(2)卵摘されたSD雌ラットでは乳腺組織の退縮がみられたため、乳腺組織のDNA収量は低量にとどまった。エストロゲン-DNA付加体の検出は現在、症例数を増して検出を試みている。また、卵摘ラットに外因性エストロゲンを持続投与して、上記3),4)の作業を進めている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kajikawa, A.: "Mucosa-preferential DNA adduct formation by 2-amino-3-methylimidazo [4,5-f]quinoline (IQ) in the rat colonic wall" Cancer Res.55. 2769-2773 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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