• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

胃癌におけるがん関連遺伝子の異常とレプリケーションエラーの診断・治療への臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 07671417
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

山田 行重  奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (50254496)

研究分担者 渡辺 明彦  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80211671)
研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード胃癌 / がん遺伝子 / マイクロサテライト・インスタビリティー / レプリケーションエラー / c-erbB2 / C-met / Cyclin E / がん抑制遺伝子 / マイコロサテライトインスタビリティー / マイクロサテライトインスタビリティー
研究概要

C-erbB2蛋白の発現は16.4%に、c-met蛋白の発現は46.1%に認められた。coerbBの増幅は11.7%に、c-metの増幅は10.2%に認められた。c-metはリンパ節転移、深達度と相関し、c-erbB2は分化型胃癌に多かった。
CyclinE蛋白の発現は44%に認められ、強発現は22.4%に認められた。CyclinE蛋白の強発現はリンパ節転移、深達度と相関し、予後不良であった。
Genetic instabilityについてはマイクロサテライトマーカー領域での複製エラー(RER)について検索してきた。検索した胃癌症例42例中12例(28.6%)にRER陽性が認められた。組織型でみると、分化型(乳頭腺癌、管状腺癌)の21例中7例がRER(+)であり、未分化型(低分化腺癌、印環細胞癌、粘液癌)の21例中5例がRER(+)であった。深達度別では、組織学的漿膜侵襲陰性s(-):t1、t2と陽性s(+):t3、t4に分けて検討した。S(-)が36例中11例にRER(+)であったのに対し、S(+)では6例中1例にRER(+)であった。リンパ節転移についてみると、n(-)では16例中3例にRER(+)であったが、n(+)では24例中9例にRER(+)であった。組織型、深達度、リンパ節転移の有無とは有意差は認められなかったが、胃癌においてもDNA複製の正確性や修復機能の低下が胃癌の発生、進展の過程において関与している可能性が示唆された。

報告書

(4件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山田 行重: "家族集積の胃癌とMicrosatellite Instabilityについて" 日本外科系連合学会誌. 22. 708-711 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 阪口 晃行: "胃癌におけるCyclinE蛋白発現の検討" 消化器癌の発生と進展. 9. 99-102 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi