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脳血管攣縮に伴う活性化される遺伝子の分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671510
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 脳神経外科学
研究機関三重大学

研究代表者

和賀 志郎  三重大学, 医学部, 教授 (50026861)

研究分担者 松島 聡  三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (50252367)
研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード脳血管攣縮 / くも膜下出血 / 遺伝子発現 / PCR / ディファレンシャルディスプレイ法
研究概要

くも膜下出血における最も重篤な合併症の一つである脳血管攣縮の発生機序を明らかにするために、平成7年度より、分子生物学的手法を用い脳血管攣縮に伴い活性化される遺伝子の検索を行った。すなわち、ラットくも膜下出血モデルを作製し、その脳血管に発現するmRNAをディファレンシャルディスプレイ法を用い、経時的に比較検討した。ディファレンシャルディスプレイ法は、PCR法を用い二つの異なる状態の細胞あるいは組織間の遺伝子発現の変動を迅速に比較検討する方法であり、一方にのみ発現する遺伝子を単離することが可能な極めて有力な方法である。ラットモデルを用いた結果ではday7に最も強い脳血管撮影上の脳血管攣縮が出現した。この脳血管より全RNAを経時的に抽出し、逆転写酵素でcDNAを合成、10塩基のランダムプライマーとoligo dTプライマーを用いPCRを行い、アクリルアミドゲル上のバンドとして比較検討した。その結果、約9,600の異なるバンドが得られ、そのうち約3%のバンドで発現量の明らかな変化を認めた。このなかで、血管攣縮の程度と強い相関のみられた遺伝子群についてその塩基配列を検討したところ、その一つがhemoglobinの代謝に関与する酵素であることを明らかにできた。現在、この成果について論文作成中であり投稿予定である。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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