研究課題/領域番号 |
07671519
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
田宮 隆 岡山大学, 医学部, 助手 (50252953)
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研究分担者 |
松本 健五 岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (10190521)
古田 知久 岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (30181457)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | E.coli gpt gene / 6-thioxanthine / retrovirus vector / C6 glioma cell / prodrug-activating gene / gene therapy |
研究概要 |
我々は悪性脳腫瘍に対する新しい薬剤感受性遺伝子の開発をめざし、6-thioxanthine/E.Coligpt (6TX/GPT)遺伝子治療の脳腫瘍への応用を検討した。E.coli gpt遺伝子はxanthine-guanine phosphoribosyltransferase (XGPRT)をencodeしており、この遺伝子を導入された哺乳動物の細胞は、xanthineをguanineに変換できるプリン代謝経路が新生される。そのため6-thioxanthineを投与すると、XGPRTによって6TX-triphosphateに代謝され、DNA障害を起こして細胞死に至る。このシステムを応用した薬剤感受性遺伝子治療の研究結果は下記の如くである。 1、in vitroでGPT遺伝子を脳腫瘍培養細胞に導入すると6TXに対する感受性が著明に増加した。 2、種々のProdrug (6-thioxanthine,6-thioguanine,melphalan)の感受性をGPT遺伝子導入培養細胞を用いて検討すると、6-thioxanthineが最も有効なProdrugであった。 3、ヌードマウス皮下腫瘍モデルを用いてin vivoでこの遺伝子療法を検討し、その有効性が認められた。 4、レトロウイルスペクター産生細胞による腫瘍内遺伝子導入法を用いて、この6TX/GPT遺伝子治療の抗腫瘍効果をヌードマウスの脳腫瘍モデルで検討し、その有効生が認められた。 上記の研究結果より脳腫瘍細胞にGPT遺伝子を導入すると6-thiox anthineに対して新たに感受性を持つことが明らかとなった。またこのシステム皮下腫瘍や脳腫瘍モデルに対しても有効であり、将来遺伝子治療に応用できる可能性が明らかとなった。さらにこの研究を発展させるためには、より優れた遺伝子導入方法の開発や遺伝子の改良が必要であると考えられる。
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